「エンプラ」の舞台「時計じかけのオレンジ」小栗旬 ロングインタビュー。。レポ。。

深夜の「エンプラ」の旬君は。。
髪も新しい感じにして。。また若くなった気がしました。。

***エンプラより。。***



小栗旬くん:エンプラをご覧のみなさん。こんばんは。小栗旬です。

(「クローズZEROII」の映像が流れ。。かっこいい源治が。。^^
鳳仙との闘いが始まっていく。。シーン。。あっ君との決闘シーン。。それに乗せて。。ナレーションが。。)

ナレーション:今。舞台や映画。。日本のエンターテイメント界において。。抜群の存在感を見せつける俳優小栗旬
数々の話題作に主演し。。その演技に対するストイックな姿勢と。。他を圧倒する存在感は常に高い評価をされている。。
最近では映画監督という。。新たな分野に挑戦するなど。。今後。。最も活躍が期待される若手俳優の一人である。。

そんな小栗旬がこの冬。。あのキューブリックの名作「時計じかけのオレンジ」を舞台で演じることが決定した。。

(映画「時計じかけの〜」の映像が流れ。。。。
ナレーション:2001年「宇宙の旅」で知られる。。スタンリー・キューブリックの傑作映画である。。
1971年に公開されるとショッキングな暴力描写と。。誰にも真似できない斬新な映像感覚によって。世界中の人々に強烈なインパクトを与えた。
主人公はベートーベンをこよなく愛する15歳の少年アレックス。。
彼は有り余るエネルギーを暴力と性犯罪に爆発させるという。。衝撃の内容だ。。
キューブリックは。。近未来のロンドンを舞台に。。退廃の極みに達した世界を卓越した映像によって描いていく。。映画史に燦然と輝く不朽の名作「時計じかけのオレンジ」。
小栗旬がどう演じきるか。。演劇界のみならず。。日本中から注目が集まっている。。
そして演出等を手掛けるのは。。河原雅彦。。現在は脚本家。演出家として。。数々の映画や舞台を手掛ける演劇界の鬼才である。。

傑作映画の舞台化で。。演出の河原はじめ。。制作サイドから。。現代のアレックスを演じれるのは小栗旬しかいないと。そう。熱烈なオファーを受けたという。。
今回。主演を快諾した小栗旬に単独インタビューをすることが出来た。。

小栗旬くん:(戸惑いを感じているような。。ゆっくりとした口調で。。)舞台でアレをやる。。って言うのはどうなんだろう。。って言うふうには思いましたよね。。それで。。「時計じかけのオレンジ」って。。あのスタンリー・キューブリック映画ですごく成立しているものなので。。それ以上を求めて。。果たしていい結果が生まれるものなのか。。という風には。。最初。。話を聞いた時に思いました。。うん。。

とにかく。。稽古が始まってみて。。演出の河原さんと。。
真似してもしょうがないので。。自分達なりの「時計じかけのオレンジ」を見つけられるようにしなきゃなぁ。。と思っている感じですね。。
だから今から。自分の中で。。こういう感じでやろうとか。。そういうことはあまり考えずに。。まぁ。。舞台だから。。やっぱり。こう。。ひと月近く稽古を出来るので。。その中で最終的な形を見つけていけたらいいなぁ。。と思っています。。

ナレーション:最初に作品を観た時の衝撃を小栗はこう語る。。

小栗旬くん:最初に観たのが中学校ぐらいだったんですけど。。とにかく。。ホントにエネルギーのある映画。。あのなんていうんだろう。。その時の若さ特有の。。怒りだったり。。どこにぶつけていいのかわからない。そういうものだったりがすごく出ている作品だなぁと思いましたね。。

:映画で印象に残るシーンなんかありますか?

小栗旬くん:「雨に歌えば」を歌いながら。。暴力行為をしているシーンはやっぱり。。衝撃的でしたね。。

(ここで。。映画の中の。。陽気な「雨に歌えば」の歌に合わせて踊り。。ステップを踏みながら男性を蹴る。。ステッキで女性を叩く。。笑っておどけながら。。女性にテープを巻き。。更に暴力を振るうシーンが流れます。。。。

ナレーション:小栗が舞台への意気込みを語ってくれた。。

小栗旬くん映画の「時計じかけのオレンジ」っていうももやはり観終わった後に残すものは。。爽快感だけではないので。。舞台を観に来た方達にも。何か。。なんていうんだろうな。。言ってしまったら。。「観に来るんじゃなかった。。」って。。思うような気持ち。とかさえ。。抱かせられるような。。なにかこう。。衝撃みたいなものを。。与えられる作品になればいいなあと思ってます。。

(映像は。。映画の最後の方が流れ。。)

ナレーション:映画史に燦然と輝く名作の舞台化を前に。。気持ちの高ぶりを隠せない小栗旬。。最後にメッセージを送ってくれた。。

小栗旬くん:(笑)まだ。。今から。。本当にどうなるかわからないんですけど。。
えー。。映画とはまた違った「時計じかけのオレンジ」をお届け出来ればいいなあと思っていますので。。みなさん。。その。。僕らが見つけた「時計じかけのオレンジ」という答えを。。劇場に観に来て頂けたらいいなぁと思います。。どうぞ。。よろしく。。

ナレーション:開幕前から。。話題沸騰。。小栗旬の「時計じかけのオレンジ」。。この舞台は絶対に見逃せない。。


時計じかけのオレンジ」公演期間。。チケット販売のお知らせ。。≫
2011年 1月2日(日)〜1月30日(日)赤坂ATCシアター
8/29(日)ACTオンライン先行発売開始(TBS ACT で検索)
9/26(日)一般販売決定


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誠実な口調で。。こういう残虐なシーンがある作品を。。
映画も。賛否分かれる。。誰もが観て楽しいもの。。とはいえない作品を宣伝するのは難しいかと思いますが。。。
望まれて引き受けて。出演者としては。。こういう風に言うのがベストかと思えるように。。誠実に嘘をつくことはなく。。お話してくれてました。。

>「舞台への意気込みを語ってくれた」。。
>「気持ちの高ぶりを隠せない小栗旬」。
とナレーターが盛り上げて言ってましたが。。

旬君は全然そういうテンションではなく。。。
こういう作品を任されて。。みなさんに観に来てくれるように話すには。。。どう言えばいいのか。。楽しみに観に来てくれるお客さんに。ガッカリされることがないように。。考えながら。。ゆっくりと。。穏やかな口調で。。

「是非。。楽しみに観に来て下さい!」ではなく。。

「映画とはまた違った「時計じかけのオレンジ」をお届け出来ればいいなあと思っていますので。。みなさん。。その。。僕らが見つけた「時計じかけのオレンジ」という答えを。。劇場に観に来て頂けたらいいなぁと思います。」と。

まだ。。どういう舞台になるかわからない時点では。。これが最適な伝え方だろうな。。と感心しました。。さすがです☆

隣人13号」の時に。。「隣人13号」はね、んん。。まあ、暴力的なシーンや、厳しい難しいものもありますが、でもこれもね いろんな中にあったり、虐められたり、逆に知らない間に人を傷つけたりすることってあるし、こういう作品を見て相手のことを考えて貰うことになると思うし、今後の人生に役立てて貰えると思うし、やっぱり楽しんで貰いたい。。と思います。」。。と。。なんとか。。映画の意味を考えてお話していたことを思い出します。。

そして。。天地人や。。「踊る〜」で感じたような。。ピアスの穴を開けたことへの後悔。。
そのままにしていれば。。ふさがってしまうものらしいですけど。。
このインタビューではピアスをしていました。。
この舞台のアレックスを演じるためには。。そういうことが旬君にとって大事なんだろうな。。って。。感じました。。