小栗旬、太宰治役で蜷川実花と初タッグ!「人間失格」誕生秘話と“究極の恋”描く

映画com
https://eiga.com/news/20181203/2/
2018年12月3日 04:00



太宰治に扮する小栗旬
(C)2019「人間失格」製作委員会

[映画.com ニュース] 俳優の小栗旬が、写真家で映画監督の蜷川実花の最新作「人間失格」に主演し、太宰治に扮することがわかった。蜷川監督と初タッグとなる小栗は、役作りのために短期間で大幅な減量を敢行し、撮影に臨んでいる。
ワーナー・ブラザースレジェンダリー・ピクチャーズが製作する「ゴジラVSコング(仮)」でハリウッド進出が発表されたばかりの小栗が、文豪・太宰に息吹を注ぎ込む。今作は、累計で1200万部以上を売り上げた小説「人間失格」を映画化するのではなく、実話をもとにしたフィクションとして、文学界の“スーパースター”である太宰の衝撃的な人生、そして傑作小説「人間失格」の誕生秘話を描くオリジナル企画だ。
「紙の月」「殿、利息でござる!」など意欲作を数多く手がけてきた松竹の池田史嗣プロデューサーは、本企画について「謎に満ちた不世出の天才に迫ることがどれだけ難しいことか。挑む以上、逃げたりごまかしたりしてはいけない。その覚悟と責任感を持って長い時間を費やして企画を練り上げ、徹底的にリサーチを重ね、『紙の月』でご一緒した脚本家・早船歌江子さんが3年かけて素晴らしい脚本を書き上げてくれました」と説明。小栗のキャスティングに関しても、「意外だと思われるかもしれませんが、これ以上の配役はないと確信しています」と全幅の信頼を寄せる。そして「求めたのは“演じる”だけではなく、ご自身を投影して役を“生きて”もらうこと。その願いに真摯に応えてくれた小栗さんは万全の役作りと大幅な減量を経ていま、どうしようもなく純粋で、色気があって、残酷なまでに魅力的な男として生きてくれています」と賛辞を惜しまない。
太宰は、圧倒的な人気と才能を持ちながらも酒と恋に溺れた自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに1948年6月13日、玉川上水で愛人の山崎富栄とともに入水、同19日に遺体が発見されている。映画では、太宰自身と彼を愛した3人の女たち(正妻と2人の愛人)の目線を通し、当時日本中を騒がせた文学史上最大のスキャンダルの真相に迫っていく。
小栗はオファーを受けた当初、出演を悩んだそうで「この文豪を、自分を通して生み出すことが出来るのだろうか。自分がこの人生を生きることは出来るのだろうか。しかし、監督から僕でなければというお言葉を頂き、脚本に魅了され、決断いたしました」と胸中を明かす。それだけに「いまはただただ、最高の孤独とは一体どこに存在しているのか。手に入るものなのか。そんなことを日々感じながら一歩一歩、太宰に寄り添いながらすごしております。私という人間から見えてくる太宰治という壮絶な人生を駆け抜けたひとりの文豪の足跡が皆さまの心に刻まれることを祈り、作り上げていければと思っております」と並々ならぬ決意をにじませている。
膨大なリサーチを経て撮入した蜷川監督は、小栗が太宰を演じることにこだわり「スターである彼にしか見ることの出来ない景色、トップを走り続けているからこそ抱える孤独、誰もまだ見たことのない小栗旬。連日の撮影で鳥肌が立つことが何度もありました。魂を賭けた芝居に毎日震えています。これをやるための今までの人生だね、と2人で話しています」と最敬礼。池田プロデューサーは、撮影を近藤龍人(「万引き家族」)が務めていることを明かし、「最精鋭のスタッフが集った現場では、鬼気迫る演技合戦が繰り広げられています。その中心にいる蜷川実花監督の凛とした佇まい、時にお父様である故蜷川幸雄さんが憑依したのではないかと感じることがあります。監督も主演も、人生をかけて挑む作品。とんでもない映画が出来そうな気がしています」と手応えのほどをにじませている。
12月中旬にオールアップ予定。2019年に全国で公開。












サンスポ
https://www.sanspo.com/geino/news/20181203/geo18120305050001-n1.html

蜷川監督が撮影した小栗の太宰ショット。着物姿と無造作な髪に男の色気が漂う

 俳優、小栗旬(35)が来年公開の映画「人間失格」に主演し、太宰治役に初挑戦することが2日、分かった。監督を務める写真家の蜷川実花氏(46)から熱烈オファーを受け、出演を決断。酒と恋に溺れる無頼派の天才作家を演じるため、減量して撮影に臨んでいるスター俳優は「一歩一歩、太宰に寄り添いながら過ごしております」と気合十分。写真家でもある蜷川監督が撮影した小栗の“太宰ショット”も初公開された。

 2020年公開の米映画「ゴジラVSコング」でハリウッドデビューが決まっている小栗が、海外進出前に日本を代表する文豪を憑依させる。

 主演映画「人間失格」は、累計1200万部を誇る太宰の傑作小説「人間失格」の誕生秘話に迫るオリジナル作。太宰本人と彼を愛した正妻、愛人2人の女性3人の目線から、事実をもとにフィクションとして描く。

 メガホンを執るのは演出家、故蜷川幸雄さんの長女で写真家の蜷川実花監督。20年東京五輪組織委員会理事も務め、世界で活躍するクリエイターである彼女にとって、映画は「ヘルタースケルター」などに続いて4作目となる。

 蜷川監督は、自堕落な生活を送りながら、圧倒的な才能で女性をひきつけてやまない太宰役に「絶対、小栗旬しかいない」と熱望。小栗は誰もが知る作家界のヒーロー役に最初は出演を悩んだが、「監督から僕でなければというお言葉をいただき、決断致しました」と意思を固めた。


 2人は雑誌撮影などで仕事をしたことはあるが、映画では初タッグ。徹底した役作りに定評のある小栗は、痩せていた太宰を演じるため、短期間で大幅な減量に成功。先月上旬から今月中旬まで撮影する予定だ。小栗のダメ男で色気に満ちた“太宰ぶり”に蜷川監督は「連日の撮影で鳥肌が立つことが何度もありました」と感嘆している。

 小栗は「最高の孤独とは一体どこに存在しているのか。手に入るものなのか。そんなことを日々感じながら、一歩一歩、太宰に寄り添いながら過ごしております。凄絶な人生を駆け抜けた一人の文豪の足跡が皆様の心に刻まれることを祈り、作り上げていければ」と役者魂を燃やす。人間失格な男を全力で体現し、誰もが合格と認める太宰像を作り出す。

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銀魂2:小栗、菅田、環奈の万事屋3人初集結! BD&DVD収録コメンタリー「感動したい人は聞かないで」
銀魂2:小栗、菅田、環奈の万事屋3人初集結! BD&DVD収録コメンタリー「感動したい人は聞かないで」 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
2018年11月21日

映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」のビジュアルコメンタリーの収録に参加した(左から)福田雄一監督、小栗旬さん、菅田将暉さん、橋本環奈さん


 俳優の小栗旬さん主演の実写映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」(福田雄一監督)のブルーレイディスク(BD)&DVDの特典映像に収録される、ビジュアルコメンタリーの一部が21日、公開された。映像には小栗さん、菅田将暉さん、橋本環奈さん、福田監督の4人が参加。前作「銀魂」の際は小栗さんと福田監督の2人で収録したため、“万事屋”の3人が集結したコメンタリー映像は今回が初めて。

 公開された映像は、菅田さんと橋本さんが、本編上映開始から約1時間後に参加するシーン。すでにコメディーパートが終了しているタイミングだったため、福田監督と小栗さんが「ここから加わる必要あるかな?」「俺らもう仕事終わってるからさ」とジョークを飛ばし、菅田さんから「ちゃんと感動したい人は聞かないで」と爆弾発言が飛び出すなど4人の和気あいあいとした様子が映し出されている。

 「銀魂」は、マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で空知英秋さんが2004年から連載中のマンガが原作。天人(あまんと)と呼ばれる異星人に占領された江戸時代のかぶき町を舞台に、なんでも屋「万事屋」を営む侍・坂田銀時らが難題を解決する姿を描くSF時代劇コメディー。2017年に公開された実写版の続編となる今作は、万事屋と真選組の熱い友情が描かれる「真選組動乱篇」と人気キャラの将ちゃんが登場する「将軍接待篇」が融合したストーリー。

 ビジュアルコメンタリーが収録される「プレミアム・エディション」は、BDが7990円(税抜き・以下同)、DVDが6990円。2500セット限定生産の「ブルーレイ スチールブック仕様」が6490円。通常版はBDが4990円、DVDが3990円。




福田雄一監督:初経済番組でリーダー論 「言いやすい空気を作るのは大切」「小栗旬は完璧なリーダー」


福田雄一監督:初経済番組でリーダー論 「言いやすい空気を作るのは大切」「小栗旬は完璧なリーダー」 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

福田雄一監督:初経済番組でリーダー論 「言いやすい空気を作るのは大切」「小栗旬は完璧なリーダー」
2018年11月21日テレビ


21日放送の番組「未来世紀ジパング」に出演する福田雄一監督=テレビ東京提供


 「勇者ヨシヒコ」や「銀魂」シリーズなどで知られる福田雄一監督が、テレビ東京で21日午後10時から放送される番組「未来世紀ジパング」にゲスト出演することが分かった。経済番組に初出演となる福田監督は「自分とあまりにもかけ離れた分野で、未知のところに飛び込んでいく感じだった」といい、「そういうところでは新しい方と出会えるし、僕にとって糧でしかないですね」と手応えを明かしている。


 この日の番組テーマは「今こそリーダー論!未来を拓く“世界一のリーダー”徹底取材!」。福田監督は「福田組は僕が何もできないから、周りが『なんとかしてやろうぜ』で回っています」と明かしつつ、「変にカッコつけないで『分からない』とか『こういう状態ですよ』とか、正直に見せて、前向きに話ができるようになる。いじられるというか『言いやすい空気を作る』というのは、とても大切だと考えています」と独自のリーダー論を展開する。

 また福田監督は「福田組」と呼ばれている俳優陣の中では、小栗旬さんこそが「パーフェクトなリーダー」といい、「小栗くんは座長として素晴らしい役者です。彼が座長でいたときに、彼がちゃんと前向きに楽しんでいれば、周りの不満が噴出することは絶対にないですね」と話している。

 さらに「しかも彼がすごいのは、スタッフをすごくケアするんです。普通、役者をケアすることはできますけど、スタッフの名前をアシスタントの子までちゃんと覚えていて、『○○ちゃん、今日なんか元気ない?』みたいなことをされたら、どれだけスタッフが元気になるか」と感心していた。

 小栗さんの座長としてのすごさは、その“自然な気遣い”にあるといい、「舞台あいさつで小栗くんと2人で東京から大阪に移動する際、私服に着替えて『行こうか』って出てきたら、前に僕がプレゼントしたTシャツを着ている、そういうの、うれしいじゃないですか。今の若手でいうと小栗くんは日本で一番『座長』と呼ぶにふさわしい人なんだなあって思います。それでいて子供みたいに『俺だけ仲間はずれにすんなよ』って言ったり、弱みもみんなに見せられたりする。恥ずかしがらずに弱点を見せられるっていうのは、リーダーの資質としてものすごく大事だと思うんですよね」としみじみ語っている。




素晴らしい⭐

[ランキング] 出演作品は見逃せない!と思う俳優ランキング1位から10位|小栗旬,阿部寛,山田孝之|他 - gooランキング

秋の新ドラマも盛り上がりを見せ、出演俳優が注目を集めています。「この人が出るなら見たい」と思わせる人気俳優も少なくありません。
そこで今回は、出演作品が見逃せないと思う俳優について探ってみました。


1位 小栗旬 66票
2位 阿部寛 64票
3位 山田孝之 60票
4位 西島秀俊 58票
5位 佐藤健 54票
6位 竹内涼真 53票
7位 菅田将暉 42票
7位 竹野内豊 42票
7位 斎藤工 42票
10位 阿部サダヲ 39票
10位 星野源 39票
12位 高橋一生 38票
13位 綾野剛 37票
13位 福山雅治 37票
13位 草なぎ剛 37票
16位 松坂桃李 36票
17位 山崎賢人 35票
18位 藤原竜也 29票
18位 窪田正孝 29票
20位 堺雅人 24票
20位 木村拓哉 24票
20位 江口洋介 24票
23位 遠藤憲一 23票
23位 福士蒼汰 23票
25位 水谷豊 22票
25位 堤真一 22票
27位 唐沢寿明 21票
27位 上川隆也 21票
29位 玉木宏 19票
29位 櫻井翔 19票
29位 長瀬智也 19票
29位 ディーン・フジオカ 19票
33位 沢村一樹 18票
34位 岡田将生 17票
34位 香川照之 17票
36位 松本潤 16票
37位 大野智 15票
38位 田中圭 14票
38位 織田裕二 14票
40位 柳葉敏郎 13票
41位 内野聖陽 12票
41位 中井貴一 12票
41位 内藤剛志 12票
41位 亀梨和也 12票
45位 伊藤英明 11票
45位 桐谷健太 11票
47位 向井理 10票
47位 高橋克典 10票
47位 高良健吾 10票
47位 香取慎吾 10票
47位 反町隆史 10票
52位 相葉雅紀 9票
52位 中島裕翔 9票
54位 渡部篤郎 8票
54位 本木雅弘 8票
54位 山田涼介 8票
54位 武田鉄矢 8票
58位 中居正広 7票
58位 寺尾聰 7票
58位 東山紀之 7票


当て書きなのに。。って ^ ^


鈴木祐司さんの記事より。。
(次世代メディア研究所長/メディアアナリスト/津田塾大学研究員)
https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20181113-00103942/


WOWOW提供『勉強させていただきます』番宣映像

宮藤官九郎による異色ドラマ『勉強させていただきます』。
「“役者の生き方が芝居に出る”。同じ台本の同じ役を演じても、演じる役者によってその役は大きく変わる」という言葉で始まった。
主役は人情派刑事を演ずる遠藤憲一。初回ゲストは小栗旬
一見ハードボイルドなサスペンスだが、オーソドックス版の次に登場する、小栗旬演ずるダブルキャスト版は、彼のイメージとかけ離れた“あり得ない”刑事役をやらかしている。
稀に見るクドカン・ワールド大爆発の“秀逸なドラマ”になっている。


ハチャメチャな小栗旬

台本を見た小栗旬の困惑ぶりは、番組ラストのこんな言葉に凝縮されている。
「(キャスト決まってからクドカンが当て書きすると言われたが)台本もらって、あれ、どこからどうなったら俺のイメージ、これになったんだろう???」
困惑顔の小栗に対して、クドカンはすかさず「いや、割とすんなり・・・」

聞いていた遠藤憲一はじめ、スタッフ一同は大爆笑。


WOWOW提供『勉強させていただきます』番宣映像

・・・ドラマの最後に、楽屋裏が暴露される同ドラマ。
二枚目で超売れっ子の小栗旬が、普通では考えられないハチャメチャな演技で暴れまくった理由が明かされる。

ドラマの構造

ドマラ冒頭は連続猟奇殺人事件の発生。
警察は犯人像さえ特定できずに行き詰る。警視庁は特捜班を作り、人情派刑事・諸井情(遠藤憲一)に解決を委ねる。
諸井は相棒・田所と一緒に、別の連続猟奇殺人事件の犯人として収監中のソンニバルに、事件解決のヒントを教えてもらいに行く。映画『羊たちの沈黙』での、元精神科医の囚人ハンニバル(アンソニー・ホプキンズ)と、FBIアカデミーの実習生クラリスジョディ・フォスター)のシーンにそっくりだ。
忠実な田所は諸井の指示通りに動くが、ソンニバルから拒否される。
やむなく諸井が、得意の人情話で事件解決のヒントを聞き出す。エンケン十八番の名演がさく裂する。

ところがクドカンが書いたドラマは、ここで“とんでもない”展開をみせる。

冒頭10分のオーソドックス版が終了すると、「はい、OK。チェック、OKで〜す」と拍手。つまりドラマの収録後のシーンに替わる。
ところがここで収録ミスが発覚し、撮り直しが必要になる。だが残念ながら田所の演者は帰宅済み。やむなく代役を立てることとなり、たまたまスタジオを訪ねた小栗旬が引き受けることになる。

同じ役を違う役者が演じたら・・・

もともと田所を演じた役者は、ハードボイルドらしく極めてシリアスに演じていた。
ところが小栗旬がやると、主人公(遠藤憲一)をどんどん食ってしまう。しかも頓珍漢でコメディ感満載の演技。ハードボイルドの雰囲気は、完全にぶち壊しだ。


WOWOW提供『勉強させていただきます』番宣映像

例えば最初のドラマでは、「情に訴えてみませんか」「私の感情が1ミリでも動いたらヒントを与えても良い」とソンニバルに言われ、エンケン十八番の名演技がさく裂した。
ところが小栗代役バージョンでは、諸井が人情噺を始めようとすると、「彼女と別れた時の話をします」としゃしゃり出る。憂いを満面にためながらの名演技と思いきや、信じられないオチへと話を強引に運んでしまう。主役をとられたエンケンは、「それ人としてどうなんだ?」と堪らず非難する。

そう、小栗代役バージョンは、シリアスとコメディの両極端を行き来する。まるで急な坂を上り降りするジェットコースターのような展開だ。
そしてメチャクチャな人情噺だったのに、「どうですか?」「動いたか?」と問われたソンニバルは、低く重々しい声ながら「動きっぱなしです」と答えてしまう。
小栗のせいで破綻したストーリーでも、笑いを堪えてハードボイルド路線を死守してきた遠藤憲一も、最後の最後で堪らずに吹き出してしまった。ドラマを演ずる役者の心の内を、ラストは見事にドキュメントしている。

WOWOWのオリジナルドラマ

有料放送のWOWOWは、2003年からオリジナルドラマの制作を始めた。
多チャンネル化で競争が激しくなり、加入者数が頭打ちになっていたのが背景にある。他局との差別化に迫られていたのである。
視聴率やスポンサーに左右されない分、映画のような本格ドラマが並んだ。川上弘美原作の『センセイの鞄』に始まり、廣津和郎の『娘の結婚』、宮部みゆき『理由』など、話題作が並んだ。中には劇場公開されたものも幾つかある。

08年からは単発だけでなく、連続ドラマも作られるようになった。
『パンドラ』『空飛ぶタイヤ』『マークスの山』『下町ロケット』など、名作が目白押しだった。クリエーターが作りたいものを作れるということで、WOWOWでやりたいという監督や役者が次第に増えていった。
4年前の『MOZU』では、まるで映画のような本格的な作り方に徹し、一世を風靡した。
その後も『しんがり 山一証券 最後の聖戦』『沈まぬ太陽』『石つぶて〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜』など、剛速球の社会派ドラマが続いている。

ところが同社のヒットを見て、他局も似たテイストのドラマを増やし始めた。
TBS日曜劇場『半沢直樹』以降の、『下町ロケット』『陸王』『小さな巨人』などは、明らかにドラマWとイメージが重なる。今春からテレビ東京が始めたドラマBizも、同じ路線に見える。今秋の『ハラスメントゲーム』などは、番組だけ見ているとドラマWと区別がつかない。

次のフロンティア

かくしてドラマWは、他局との差別化という意味で、やや埋没し始めていた。
かくなる上は、従来のドラマWと異なる新たな鉱脈を探り当てなければならない。その試行錯誤の一つが、今回の『勉強させていただきます』だ。社会派のドラマWをまねて、シリアスに始まったかと思えば、ハードボイルドと思わせておいて、“肩すかし”や“猫だまし”を連発する。
極度の緊張感から、一気に弛緩させる構造の笑いは、心の底から楽しめる。しかも演じているのが、二枚目の売れっ子・小栗旬だ。意外性と言い、ダサかっこ良さと言い、ドラマはあっという間に終わってしまう。

しかも同社は今回、同じ役を異なる役者が演じる“ビフォア/アフター”構造を、4分のショートバージョンでも披露している。


『勉強させていただきます』おもしろ動画のサムネイル

なるほどドラマは、ストーリー・心理戦・謎解きの論理などが重層的に絡まるため、注意深く凝視していないと“ビフォア/アフター”は見落とし勝ちだ。ところが同じシーンの“ビフォア/アフター”を端的に見せてもらうと、宮藤官九郎の筆力と巧みな構成、そして遠藤憲一小栗旬の演技力や存在感が浮き彫りになる。

ネットとテレビの関係では、ダイジェスト・スピンオフ・チェーンストーリーなど、さまざまなミニ動画が挑戦されてきた。しかし今回のような“ビフォア/アフター”を分かりやすく直列させる手法は、今までに類を見なかった。新たなフロンティア開拓として、大いに期待したい。

番組ラストの楽屋裏晴らしのトーク部分では、今回の作品は来年1月から始まる大河ドラマ『いだてん』執筆の合間を縫って、いわば“息抜き”で書いたとクドカンは言う。
ところがどっこい、ストーリーと見る側の感情の動きを追う限り、片手間のやっつけ仕事などではなく、緻密に計算された職人芸と言える。
配信中の“おもしろミニ動画”と初回無料の放送(再放送は13日火曜日の26時〜)を見比べて、脚本・演出・演技を因数分解してみるのも一興だ。新たなタイプのドラマの幕開けを、ぜひ目撃しておいて頂きたい。


鈴木祐司


エンケンさん主演ドラマ今夜。。第1話 ゲスト小栗旬⭐


遠藤憲一宮藤官九郎が、豪華俳優陣をあて書きしたドラマで「勉強させていただきます」
2018年11月12日 21:00


遠藤憲一宮藤官九郎の勉強させていただきます」の主演俳優・遠藤憲一と脚本家の宮藤官九郎
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WOWOWプライムで11月12日の24時より放送される連続テレビドラマ「遠藤憲一宮藤官九郎の勉強させていただきます」は、豪華俳優陣が、その俳優をイメージしてあて書きされた脚本で本人役を演じるという、これまでにないユニークな構成のワンシチュエーションコメディだ。主演の遠藤と、脚本を手掛けた宮藤にインタビューし、アドリブ満載のライブ感あふれる撮影現場について話を聞いた。

遠藤が劇中劇で扮するのは、情にもろいベテラン刑事、その名も諸井情(もろいじょう)役。諸井が連続殺人犯“エスカルゴ”を追っていくというドラマだが、撮影直後にコンプライアンスの問題などが発覚し、その場で撮り直しを強いられる。すでに遠藤の共演者は帰ったあとで、急遽、たまたま居合わせた大物俳優たちに、遠藤自らが出演交渉をし、同じシーンを再撮していくという設定だ。

つまり、オンエアされる「遠藤憲一宮藤官九郎の勉強させていただきます」1話分は、遠藤の相手役に本来配役されていた人物が演じるテイク1と、そのあとのやりとりに加え、大物俳優が遠藤の相手役の代役を務めて撮り直すテイク2をセットにしたものだ。相手役のゲスト俳優陣がなんとも豪華な顔ぶれで、第1話が小栗旬、第2話が仲里依紗加藤諒、第3話が高畑淳子、第4話が野村周平、第5話が水野美紀、第6話が高嶋政伸、第7話が桃井かおりというラインナップ。各回、小栗たちゲストも、宮藤によってあて書きされた本人役で、遠藤との即興ありきの芝居を披露していく。



【写真を見る】豪華ゲスト陣が出演!第1話のゲストは小栗旬
遠藤は、宮藤の脚本を読んだ段階でゲラゲラ笑ってしまったと言う。「すごいぶっ飛んだものを書かれるんだなと。台本の段階で腹を抱えて笑うことってあんまりないんですが、本当におもしろくて。撮影が始まっても、芝居をしながらつい笑い転げてしまったこともあります。僕は今回、受けの芝居でしたが、ゲストの方々が突発的にすごいエネルギーをぶち込んでくるので、つい吹き出してしまいました」。

そう語る遠藤のリアクションも本作の見どころの一つで、宮藤はテイク1での遠藤の演技を見て、感銘を受けたそうだ。「『ああ、こっちもちゃんとやるのか!』と。テイク1はテイク2への前振りだと思っていたのに、遠藤さんは悲しいシーンで、本当に涙を流されていたんです。その時、諸井情というキャラクターがすでにできたと思いました」。

遠藤は「台本がそうなっていたから、僕はそのまま演じただけです。テイク1がリアルで緊張感があるほうが、テイク2がより崩れて、笑えるんじゃないかと思いました」と脚本段階での完成度を称える。

宮藤は、テイク2を演じるゲスト俳優をあて書きするにあたり、少し不安を感じていたと明かす。「ゲストは、あまりご一緒したことのない俳優さんが多かったので、怒られたら嫌だなと思って、不安も少しありました。でも、書き始めたら、過去にあまり接点のない方々だからこそ、パブリックイメージで突き進むことができて、気が楽になりました。特に、桃井かおりさんが出てくれると聞いた時は、どうしようかと思いました」。



第7話のゲスト、桃井かおり
過去に桃井と共演経験があった遠藤も「アイデアをがんがん膨らませてくる女優さんなので、台詞も変えてくるから、現場で勝負だなと」と心して挑んだそうだが、現場では予想外の展開に。「桃井さん相手だから、僕もそこまで台詞を入れ込まずに現場入りしたんです。でも、始まったら、桃井さんが一字一句、台詞を間違えずに言うので、僕のほうが焦って少しパニクりました (苦笑)。桃井さん、きっと1周回っちゃったんだと思います。宮藤さんの台本をもっとおもしろくするにはどうすればいいんだろう?といろいろ考えた挙げ句、台本のままでいこう、となったんじゃないかな」。

宮藤も「僕もきっと台詞が変わるだろうなと思っていたんです(苦笑)。そしたら、台本そのままだったのでびっくりしました。確かに、現場で桃井さんも『そのままやったほうがいいと思った』と言ってくださったんです」と驚きを隠せなかったよう。

本作は、遠藤と宮藤が「名優たちの役作りを勉強する」というコンセプトで作られたドラマだが、遠藤は「すごく勉強になりました」と文字どおりの手応えを感じた様子。「今回の僕はとにかく自分自身をフラットにして、相手の芝居をちゃんと受け止め、感じたものを出していく感じでした。難しかったけれど、すごく楽しかったし、俳優として新しい領域に行けた気がします。その影響で、ほかの現場でも自分が変わり始めたことを感じるので、僕もまだ伸びしろはあったのかなと。これからも新しいチャレンジをしていきたいです」。

また、宮藤も「遠藤さんのリアクションは、これまであまり見たことのないものでした」と感心したそうだ。また、WOWOWで放送されることについて「コンプライアンスの問題うんぬんは本当にある話で、今回はそこをいじっているから、地上波では通らない企画だったんじゃないかと。おもしろいものを作ろうとして、新鮮な気持ちで取り組めたので、ぜひ1話目から続けて観てほしいです」と締めくくった。

取材・文/山崎 伸子




小栗旬「ゴジラVSコング」でハリウッドデビュー⭐


プロデューサー、監督は、2007年の『クローズZERO』を観た時から小栗旬を高く評価し。。そして『銀魂』も観てオファー。。
大きな力で作られてきた俳優さんではなく。。
オーディションで得た小さな仕事を大切に演じて 。。
それを認められて他の作品にオファーされ、
売れてからは オファーが重なり合って忙しくてもなんとか出来る限り引き受けて。。
その演技、仕事ぶりを観て また他の作品にオファーされてきて。。
本当に凄い。。
逞しい身体を作っていたのはお仕事のためだったのね。。
おめでとうございます⭐ 病気や怪我なく楽しめますように⭐



【映画com】
[小栗旬、満を持してハリウッド進出!初陣は「ゴジラVSコング」 : 映画ニュース - 映画.com
小栗旬、満を持してハリウッド進出!初陣は「ゴジラVSコング」
2018年11月12日 05:00


ゴジラVSコング」でハリウッド進出!

[映画.com ニュース] 日本映画界を代表する人気俳優の小栗旬が、映画の本場ハリウッドに進出することが明らかになった。出演するのは、ワーナー・ブラザースレジェンダリー・ピクチャーズが製作する「ゴジラVSコング(仮)」(原題は「GODZILLA VS. KONG」)で、重要な役どころに挑むことになるという。

「クローズZERO」「宇宙兄弟」「ルパン三世」「追憶」「銀魂」など、日本映画界を牽引し続けてきた小栗が、満を持してハリウッドに乗り込む。それも、日本が誇る“怪獣王”の最新作が初陣となる。「ハリウッド映画に出演する事には、もちろん憧れがありました。それだけにそのハードルの高さも強く意識せざるを得ませんでした」と胸中を明かす小栗。メガホンをとるアダム・ウィンガード監督や製作サイドの今作にかける情熱に触れることで、「そのハードルにチャレンジしたいという大きな意欲が湧いてきました。我が国が作り出したゴジラが、広く世界の観客に愛され、自分がその作品の一部になれるという事に、今はひたすら興奮しています。演技者としてその作品世界に染まれるよう、全力で楽しみたいと思います」と並々ならぬ意欲をみなぎらせている。

2014年に世界的な大ヒットを飾ったワーナー&レジェンダリー版「ゴジラ」。渡辺謙が出演する「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が19年5月31日に世界同時公開されることが発表されたばかりで、同タイミングで発表された日本版予告編が大きな話題を呼んでいる。小栗が出演する「ゴジラVSコング」は、米版「ゴジラ」と「キングコング 髑髏島の巨神」がクロスオーバーする「モンスターバース」シリーズの集大成的な位置づけの作品だ。


プロデューサーを務めるアレックス・ガルシア氏は、「レジェンダリーと監督のアダム・ウィンガードは、三池崇史監督の『クローズZERO』『クローズZERO II』で初めて彼を見た時から、そして最近では『銀魂』での小栗旬の仕事を高く評価している。彼がモンスターバースシリーズの『ゴジラVSコング』に加わってくれることに非常に興奮している」と起用理由を語っている。

11月にクランクインし、米ハワイやオーストラリアなどで撮影する今作には、アレクサンダー・スカルスガルド(「ターザン REBORN」、ミリー・ボビー・ブラウン(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」)、レベッカ・ホール(「アイアンマン3」)、ブライアン・タイリー・ヘンリー、エイザ・ゴンザレス(「ベイビー・ドライバー」)、ジュリアン・デニソン(「デッドプール2」)、ジェシカ・ヘンウィック(「アイアン・フィスト」)、カイル・チャンドラー(「マンチェスター・バイ・ザ・シー」)、デミアン・ビチル(「ヘイトフル・エイト」)ら個性あふれる演技派が結集する。なお、オールアップは19年3月を予定している。

ゴジラVSコング(仮)」は、全米で2020年5月22日に公開予定、日本では20年に全国で公開。




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小栗旬:「ゴジラVSコング」でハリウッドデビュー 「『銀魂』での仕事を高く評価」とプロデューサー - MANTANWEB(まんたんウェブ)
小栗旬:「ゴジラVSコング」でハリウッドデビュー 「『銀魂』での仕事を高く評価」とプロデューサー
2018年11月12日 映画


ゴジラVSコング(仮)」に出演する小栗旬さん

 俳優の小栗旬さんが、2020年に北米で公開される映画「GODZILLA VS. KONG」(邦題未定)に出演し、ハリウッドデビューを果たすことが12日、明らかになった。小栗さんの役柄はまだ明かされていないが、重要な役どころになる模様だという。

 「ゴジラVSコング(仮)」は、ワーナー・ブラザースレジェンダリー・ピクチャーズ東宝が提携して展開してきた、ハリウッド版「ゴジラ」シリーズと「キングコング:髑髏島の巨神」がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズの第4弾。「ザ・ゲスト」や「デスノートDeath Note」のアダム・ウィンガード監督がメガホンを取る。北米で20年5月22日公開予定で、日本でも20年の公開を予定している。

 同映画のプロデューサーのアレックス・ガルシアさんは、小栗さんの起用理由について「レジェンダリー(・ピクチャーズ)と監督のアダム・ウィンガードは、三池崇史監督の『クローズZERO』『クローズZERO II』で初めて彼を見た時から、そして、最近では『銀魂』での小栗旬の仕事を高く評価している。彼がモンスター・ヴァースシリーズの『GODZILLA VS. KONG』に加わってくれることに非常に興奮している」と語っている。

 小栗さんは「ハリウッド映画に出演することには、もちろん憧れがありました。それだけにそのハードルの高さも強く意識せざるを得ませんでした。しかし、本作の監督やプロデューサー、レジェンダリーの皆さんのこの作品に対する情熱に触れて、そのハードルにチャレンジしたいという大きな意欲が湧いてきました」とハリウッド進出への思いを明かし、「我が国が作り出したゴジラが、広く世界の観客に愛され、自分がその作品の一部になれるということに、今はひたすら興奮しています。演技者としてその作品世界に染まれるよう、全力で楽しみたいと思います」と意気込んでいる。

 撮影は11月から、ハワイやオーストラリアで行われる予定。小栗さんのほか、アレクサンダー・スカルスガルドさんやミリー・ボビー・ブラウンさん、レベッカ・ホールさん、ブライアン・タイリー・ヘンリーさん、ジュリアン・デニソンさん、ジェシカ・ヘンウィックさんらも出演する。







【映画ナタリー】
小栗旬が「ゴジラVSコング」でハリウッドデビュー、日本公開は2020年に決定(コメントあり) - 映画ナタリー

小栗旬が「ゴジラVSコング」でハリウッドデビュー、日本公開は2020年に決定
2018年11月12日 5:00 332


「モンスターバース」シリーズ第4弾「ゴジラVSコング(仮題)」に、小栗旬が出演することが明らかに。北米で2020年5月22日、日本では2020年内に公開を予定している。

GODZILLA ゴジラ」 (c)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

GODZILLA ゴジラ」 (c)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.
2014年の「GODZILLA ゴジラ」と2017年の「キングコング:髑髏島の巨神」の世界がクロスオーバーし、ゴジラキングコングが激突するさまを描く本作。「ザ・ゲスト」「Death Note/デスノート」のアダム・ウィンガードが監督を務め、11月から2019年3月にかけてハワイやオーストラリアなどで撮影が行われる。

本作でハリウッドデビューを果たす小栗。彼の起用について、プロデューサーのアレックス・ガルシアは「レジェンダリーピクチャーズと監督のアダム・ウィンガードは、三池崇史監督の『クローズZERO』『クローズZERO II』で初めて彼を見たときから、そして、最近では『銀魂』での小栗旬の仕事を高く評価している。彼の参加には非常に興奮している」とコメントを寄せた。

小栗は「ハリウッド映画に出演する事には、もちろん憧れがありました。それだけにそのハードルの高さも強く意識せざるを得ませんでした。しかし、本作の監督やプロデューサー、レジェンダリーの皆さんのこの作品に対する情熱に触れて、そのハードルにチャレンジしたいという大きな意欲が湧いてきました」と述懐。そして「我が国が作り出したゴジラが、広く世界の観客に愛され、自分がその作品の一部になれるという事に、今はひたすら興奮しています。演技者としてその作品世界に染まれるよう、全力で楽しみたいと思います」と意気込みを語っている。

ゴジラVSコング」には、小栗のほか、アレクサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウンレベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、エイザ・ゴンザレス、ジュリアン・デニソン、ジェシカ・ヘンウィック、カイル・チャンドラーデミアン・ビチルらが出演。なお「モンスターバース」シリーズ第3弾となる「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は2019年5月31日に公開。