小栗旬の『情熱大陸』DVD プレミアムエディション

昨夜届いたDVD。特典の一つ、42P 豪華ブックレット

もう。。。これを読むだけでも感動します。買われない方や、スタンダードの方を購入された方に。。少しだけ。。

毎日放送情熱大陸』プロデューサー 中野伸二氏より

毎回、どの人にも沢山のテープが回り、24分の番組にする為に勿体ないシーンが沢山あると。
そうやって10年間、あくまで毎回一人一話のスタイルにこだわってきた。それが番組のポリシーであり、もっといえば<憲法>だった。そのおかげで、10年間にわたり、「情熱大陸」は「情熱大陸」たりえた。−そう思う。

けれど、その<憲法>は破られた。「役者・小栗旬」によってだ。
とあります。。

以前、私は日記に書きましたが、、いつでもどんな格好でもカメラを断らない小栗旬だけど、 ドラマ、舞台、映画のPRバラエティー出演、雑誌の取材。、こんなに多忙な小栗さんを ずっと密着して、台詞を覚えるのに集中したくても出来なくて お邪魔だったのでは?と。どれほど断りたいのを我慢して受けてるか。。気を遣って欲しい、遠慮してあげて。。と思いました。。

取材者側にも申し訳ない、カメラを許可してくれて。。と感謝の思いもあったようです。。
取材を続けてきて、映像の中にどんどんオトナになっていく、研ぎすまされていく。。小栗さんを見、編集する。。、オンエア4日前、泣く泣くカットしてもまだ収まらず、試写を作ったものの40分を超えてしまう

まだまだ観たい
カットを拾い集めてもっと愛でたい
。。と書いてあって。こみ上げてきます。。。

(小栗さんが我慢してカメラの前に居続けた200時間を24分に。。小栗さんの努力がカットされては辛いです。。DVDにしてくれて感謝です)


「こりゃどうやっても収まらないよな。」と、98年4月の放送以来、初めて一人のひとを2週間でとりあげることが決まった。。と。。

このことに賛否の声が届いたそうで。。今でも判断が正しかったかどうか、解らないと。随分苦悩されたのかと思いました。

今となっては、カリギュラも成功し、DVD化もして下さって、賛辞を送れば良かったと思いますけども。。

ただ、あの時は、まだカリギュラがどうなのか解らなくて。。小栗さんにとって、密着がお邪魔な時もあったんじゃないかという思いがあって遠慮して欲しくて。。思い至らなかったです。。

この中にスケジュールの映像と、そのディレクター日記があって。。この日記に書いたところを少し。。

台詞を覚える夜の公園でのことについて、以前、「台詞を覚えるところを取材させて欲しい」とお願いしていたそうで、小栗さんはとりあえずは了承してくれていたのだそうです。でもその覚えるための時間を 小栗さん自身がなかなかとれず、やっとお休みを4日間貰った時に、「どうぞ」と小栗さんが連絡をしたそうです。
「約束だから」と。一秒でも貴重な時間でしょうに。。約束を果たそうと。。

初日の舞台直前の楽屋も、関係者からは、ナイーブになる時だから遠慮してほしいと言われたにも関わらず、小栗さんが許可してくれたこと。。「密着なんでしょ」と。

カメラが回っていても カリギュラになろうと集中し、開演5分前、小栗さんが聞きたいことがあればどうぞという合図のように取材の方を向いたそうです。
「どうしてここまでさらけだすんですか」「だって恥ずかしいと思うことがないもん。どう受け取られようと」

目の前に尊敬できる24歳がいる。
頼もしく何だかすがすがしかった。と。
その舞台を見たADさんが感極まって涙目だった
。。。と。

小栗さんと、チーム小栗さんへの感謝の言葉もありました。小栗さんの並大抵でない「いつでもどうぞ」にちゃんと大きさを理解し、感謝してくれてました。。。

他にも、小栗さんがコナンとカリギュラの台詞覚えがあって、気持ちが集中出来ずイライラし、ルールを破って台本を現場で覚えることになった時、救いは2号さんの無邪気な笑顔。深刻な小栗さんの前でケーキをパクパクと。
。。なども。。2号さんらしいエピソードもあって、充実してました。

この10年、どんなひとも憲法を破らずに放送出来たのに、24歳の小栗さんが、取材に応える仕事ぶり、生活ぶり、飾らない姿を見せて この長寿番組を変えたって、想像するよりも凄い事なのでしょう。。