洋さん。。旬君

ベニサンピット。。

「表裏源内蛙合戦」の舞台。。TVを観ましたが凄かったです。。上川さんも。。勝村政信さんも。。そして努さんも。。

蜷川さんの中に。。こういうものを次の世代に残したいという強い思いがまだまだ沢山あるんですね。。
「ムサシ」の会見を見ても、「間違いの喜劇」の会見を見ても。伝わってきます。


高橋洋さん。。ずっと蜷川さんの舞台に出ていらっしゃって。。知的で品も良くて。。素敵な俳優さんですね。。

「間違いの喜劇」で、それまでにないコメディー役を演じられて。。
一気に身近に感じられました。。


「間違いの喜劇」では旬君と同じく、一人二役で。。
見事な道化師を演じられ。普段のトーンとはずいぶん違う洋さんを見せて頂きました。

蜷川さんは凄い。キャスティングも演出も。。

そして旬君はこんな洋さん(旬君が誘うまではお酒の席にもあまり参加されなかったとANNで、鋼太郎さんが仰ってましたが。)とも、全然構わず楽しく親しくされてて。。

お2人で、舞台裏でも。。。。^^
NINAGAWA STUDIO のサイトに載っています。。。
また。。掲載させて頂きます。。。(*^^*)

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―Q―稽古場やインタビューなどで、普通に愉快な面も出されますよね。まあ、一面しかない人はいないですしね。


「だから、演技のことを、地とか素とか分けて考える人が多いけど、それっておかしい気がするんですよ。どんなに、その俳優本人を知っていて、この役は素に近いと思っても、演技はしてるしずいぶん本人とかけ離れて、演技してるなと思っても、自分にないものは出せないわけだから」


―Q―ドローミオを演じることで、高橋さんの中にある陽気な資質が顕在化したってことですね。


「大阪出身だから、コテコテの笑いとか、実は意外と抵抗なくできると思うんですよ。吉本新喜劇は見ていたし、嫌いじゃないんで」



―Q―『間違い』では、コテコテなことはやってないですよね。アグレッシブに笑わせようという意識より、台本に書かれていることに忠実に喜劇的に再現しようとしている感じでした。そこが高橋さんのマジメな資質なのかなと思いましたけど。


「100%コントにはしたくないとは思っていました。コントっていうと語弊があるかもしれないけど。たとえば、エイドリアーナ役の内田滋君は、裸になったり、ハンカチ飛ばしたり、台本にない部分を加えていましたよね。アンジェロ役のたかお鷹さんやアンティフォラス役の小栗旬君の笑いのスタイルも違っていたし。皆、ちょっとずつ色が違う。だからこそ、お客さんにはおもしろかったのだと思います」


―Q―アンティフォラスとの会話のシーンで、横山やすしの物まねをやっていましたよね。あれには大阪色がありました


あれは、『お気に召すまま』(04年さいの国埼玉芸術劇場)の舞台袖で、小栗に見せていたものなんですよ


―Q―2人だけにわかる、仲良しの印ってことですか?


「いや、そういうわけではないです(笑)。横山やすしの物まねは、関西人はよくやることだから。あいつがある日突然、僕にふってきて、ふだんの僕だったらやらないけど、小栗の憎めないキャラクターに免じてやってあげたんです(笑)。

小栗が自分の出番が終わって、舞台袖にはけると、入れ違いに僕の出番なんです。出ていかなきゃならないのに、“横山やすしをやらないといかせない”って抑えるから、怒るで、しかしって言って出ていったんですよその後、マジメなシーンなのに…
そのことをずっと覚えていたわけじゃなくて、『間違い』の稽古中、僕が無意識に横山やすしをやっていて…それを小栗が見ていて、“あれ以来だね”って、話になって…」


―Q―小栗君のためにやってあげたわけじゃないんですね。


あれは自分に景気づけているんですよ、あの場の演技に。シーン1って、イジーオン吉田鋼太郎)が死刑になる、ならないという深刻な話をする場面で、すごく重いので、喜劇のはずなのに?と、観客は戸惑うんです。だから、シーン2に道化の僕が出てきて、いきなりズボンを落としたりしても、食いつきが悪い。だから、前半は、意識的にお客さんが引いてもひたすら押しているんです。横山やすしは、そういう意気込みを込めているんですよ



―Q―そこまで!



笑いに俳優が左右されちゃいけないのはわかっているから、常に、マイナスマイナスで考えているんですよ。プラスに来たらよかったと思う、ソレくらい気を引き締めてないと喜劇を演じるのは厳しいですねしかも、芝居の途中で笑ってもらった分量と、最後の拍手は比例しないんですよ。だからこそ、途中で左右されちゃいけないなって思うんです」  


ほんの少しだけでしたので。。こちらで。。


http://www.ninagawastudio.net/interview/J-Yo%20Takahashi.html