「TAJOMARU」情報(5)旧多襄丸・・松方弘樹さん
HPのストーリーの紹介を読まれた方に。。
それも避けて。。公開を楽しみにしていらっしゃる方は。。読まないで下さいね。。パンフレットに載っているコメントです。。
殺陣は相手がいて 初めて成立するもの
小栗君の柔軟性は素晴らしかったよ
Q:「TAJOMARU」の出演の話を最初に聞いた時はどう思われましたか?
原作が黒澤明監督の「羅生門」と同じと言うことで、少しドキドキしました。
Q:ひょうきんで 実は人情に厚い旧多襄丸はどのようにして生まれたのですか?
「羅生門」で多襄丸を演じた三船敏郎の顔が浮かんだので、三船さんを参考にしたね。でも実際は髭を伸ばしたくらいかな。。あと、寒かったから風邪をひかないようにしたんだよ。。
Q:あの斬新な衣裳は着てみてどうでしたか?
最初はこんなガーゼのような記事で大丈夫かなって思ったけど、森の妖精みたいで気にいってるよ。
Q:直光との殺人のシーンに圧倒されました。。あのシーンの撮影中のエピソードと、直光を演じた小栗旬さんの印象を教えて下さい。
殺陣は自分だけじゃなく 相手がいて成立するものだけど、小栗君も結構頑張ってやってくれた。。あの柔軟性は素晴らしいと思ったね。
Q:阿古姫とのやりとりも印象的です。。あのシーンのエピソード、姫を演じた柴本幸さんの印象を教えてください。。
あのシーンは結構、力を入れて芝居をしました。。柴本さんは“本気でぶつかってくれる人でした。。
Q:多襄丸は直光に次世代の多襄丸を委ねますが、松方さんは今作で次世代の俳優たちと共演されてどんなことを思われましたか?また彼らにどんなことを期待し、託したいですか?
僕らの若いころよりも ずっと巧いし、頭でしっかり考えているし、立派だと思う。土台を固めて、息の長い役者を目指して欲しいね。若いという事は素晴らしいけど、30歳には30歳の、60歳には60歳の役がある。焦らずジックリ歩いて欲しいものだね。。
中野監督から・・・松方さん・旬君
森の中での戦いは(殺陣に熟達した)松方さんがスーパーマンで、小栗君が完全に翻弄されて居る感じだった。
でも、小栗君も 負けん気が強いから。ガンガン向かっていくし、あれは面白かった。(笑)
だから僕はいい画を取りこぼさない事だけに集中したよ。
撮影中には 松方のエルボーをくらって小栗のカツラが飛ぶハプニングもあったが。。それでもカメラは止まらなかった。。
「だから 芝居を続けなくちゃいけなくて。。」と小栗。
要はマスターで撮っている松方さん向きの画は使えるという事なんですね。
でも笑いをこらえるのに必死でしたよ。(笑)