旬君の魅力。。先輩方より。。


白井晃さんが旬君を起用したのは。。。 
レプリーグBis 2005年 Vol.1より

「宇宙でいちばん速い時計」での起用理由

小栗君に興味を持ったのは「GTO 」をたまたま観て。あの若者たちの中で、凛とした立ち姿が目立っていて、ナイーブそうだけど芯がありそうな感じがしたんです。それで、ある作品で声をかけさせて貰ったんですが、その時はスケジュールが合わなかった。

『宇宙でいちばん速い時計』でまた声をかけたのは、役に合うというのもありましたが、それ以上に小栗君と会う機会を作りたかったんだと思います。

一度やってみたら、非常に勘がいいことがすぐにわかったのと、よけいなことをしない人だという感じがした。こういう世界でやっていると、どうしても演技の部分でいろいろ覚えちゃうんですよ。でも、彼は真摯にその役を生きようとする。
だから稽古で「今、ウソの動きをしたでしょう。と指摘すると、「やっぱり。自分でも気持ちよく流れなかった。」って気づけるんですね。



「偶然の音楽」の起用理由


ナッシュ(トオルさん)の想いに共感できる。ポッツィ(旬君)は何か。。幻影のように現れて、自分を違う場所に連れて行ってふっと消えてしまう。もしかしたら現実のものではなく、自分に内在するものかも知れない。

そう考えた時、小栗君みたいな男になら、ふっと近づいて来て、「白井さんさぁ、ちょっと向こうへ行こうよ」って言われて引きずられてもいいかな(笑)って

会ったばかりで一緒に旅をするんですから、どこか可愛げもあるんだろうし、ナッシュの心境を変化させる存在だから、僕自身にとって自分にない部分だとか、こうなりたかった部分だとか、そういうものを持っている人物であって欲しい

それで、これはもう、小栗君でなくてはと思ったわけです。

彼のナイーブで、やんちゃで奔放なところが出ると良いですね

今回は集団創作ですから、彼とまた違う作品のつくり方で一緒に出来るのも楽しみです。

ワークショップの時ですか?確かにすごく上手くなったなと感じました。本人も

前よりうまくなった?」って聞くんですもん(笑)。

その時に「うまくなったけど、それだけが決して役者じゃないからね。」っていう話をして。

最近特に思うんですけれど、結局は内面なんですよね。色々と感じたものをどう蓄積してどう出せるか。「自分にとって役者をする作業というのはなんだろう。」とちゃんと考えられるか。

小栗君は若いのにそういう事が出来る人だし、これからもそこを大切にしていってほしいと思ってます。。

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仲村トオルさんが「偶然の音楽」の出演を決心したきっかけのひとつ。。

「迷っていた時に。いつもギリギリまで出演依頼を悩むタイプで 小栗君とは、『救命病棟24時』で今年の1月から3月まで一緒だったんです。 顔合わせの時に小栗君の印象がとても良かったんです
 
この舞台をやろうと思った理由の一つは 彼を良いなと思ったこともあります。どんな作品になるか、解らないけれど、彼となら大丈夫な気がして。」と。。  
(acteur 2005年VOL.21より)