「偶然の音楽」旬君の魅力。。先輩方より。。追加分

(ファンの皆さんの多くの方がお持ちの
小栗旬 first Stage」にも書いてあり。。省略してましたが。。手元にない方もいらっしゃるかと。。追加させて頂きます。。)


舞台『宇宙で一番速い時計』『偶然の音楽』の演出家、白井晃さん。


白井晃さんの小栗旬評・

小栗旬を語る時、「うちに秘めた強さ」という言葉を思い浮かべずにはいられない。
 細身で 優しい面立ちとは裏腹に、一旦、自分で決めた事は必ずやり遂げるという強い意志が身体から溢れ出ている。

 しかしそれは決して相手を圧倒するためのものではなく。。自分のために、内に向かう力強さである。それが「繊細でいて力強い」という彼の俳優としての資質に結びついているように思える。

彼との出会いは、2003年秋の『宇宙で一番速い時計』という舞台。イギリスの気鋭の作家、フィリップ・リドリーの作品で、
内容は極めてハードなもので、恋人と自分を求めるゲイとの間で、激しく揺れ動くティーンエイジャー。

子役としては一度舞台経験があったものの、ほとんど初舞台という状況にも関わらず、まさに精神の食い争いとも言える作品の中で、彼はこの難しい役を、臆することなく真摯に演じきった

実はこの時、本番直前に恋人役が体調不良で突然降番するというトラブルがあったが、動じることなく集中力を高めて初日の舞台に立ってくれた

全身から精気をみなぎらせた彼の姿を見てこれから楽しみだと思った。。

そして。。あの『偶然の音楽』につながっていき
彼は確実にその成長を見せていた。内に秘めた鋭利な刃を一瞬キラリと抜いて見せるだけの精神的な筋力が付いていた。その静かな成長に私は驚いた。

小栗旬の強さ。それは外見の見せかけの力強さではない。
内に秘めた精神を、外に打ち出す力。それが彼の魅力なのだ。

今度会う時、どんな力強さを身につけているか、今から楽しみである。。

。。と。。