TAJOMARU」。。5


沢山の解釈があって本当に面白いのですが。。


将軍が言います。。立場によって 正義が違う。。と。。。。
正しいことから。。いいことが生まれるわけではない。。と。。

コレは深いですよね。。
色んな事を感じるところですが 。。。パンフにはこういうひとつの解釈が書かれてます。。


直光が幼少期に。阿古姫に剣の腕を問われて。。信綱を庇って。。本当の事を言わないのですが。。(それは直光の優しさ。兄を立てている。。)
でもそれは信綱にとって。。憐れみを受けたような屈辱を感じたと。。

同じように直光が桜丸に。。(よかれと信じて掛けた優しさ。)。
でもそれも。。桜丸にとっては。。憐れみを受け屈辱を感じることに。。
そして。。その2人に復讐を受けた。。と。

(パンフの中の。。相田冬二さんの話より。。)

そういう見方もあるんだって。。。^^
色んな解釈があって。。面白いです。。


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これは。。パンフレットにある鬼塚大輔さん(映画評論家。静岡英和学院大学教授の話から。。

鬼塚大輔さん。。

松方さんの多襄丸は。。三船敏郎さんを除けば間違いなく最上の多襄丸。
(この映画のパンフに載ってるので。。褒めて書いて下さってるとしても。。)
小栗旬の多襄丸はこれまでの多襄丸とは全く違うもの。。
映画で観るのを楽しみに。。

小栗/多襄丸は人間の心の闇や不可解さを決して受け入れようとしない。間違ったことや、はっきりしないことを絶対にそのままにしておかない。何があろうが、裏切られようが、一時的には不信感を抱こうが、愛する女性、兄、親友への信頼は根柢の部分では揺らいでない。
まっすぐな想いが藪を焼き払い、迷宮を打ち壊す。全く新しい多城丸が誕生した。。

という解釈が載ってます。。
 

安田講堂の時の東大の濱野保樹教授は。。。。

羅生門」のリメイクは。。海外でも国内でも。。沢山作られてきました。でも。。初めて。成功したものを見ました。。と。

(勿論。。リップサービスもあったかも知れませんが。。)
偉大な前任者が 同じ題材で グランプリを受賞したほどの映画。。

名作のリメイクは 前作のイメージが。。多くの方に立派にあるので。。。批判されて。。失敗するのが当然のようなものかも。。と思うのですが。。

その映画化に挑戦したことは。。大きな覚悟が要って。。
旬君がそれを脚本も見ないまま。。やっぱり信じて受け入れたというのは。。この社長も。。旬君も。。もの凄く思い切ったんだな。。って思います。。

失敗。。批判を恐れないで。。今考えられる最高のものを信じて。。。形にしてみる。。やってみる。。っていうのが。。素晴らしい。。☆