高松宮殿下記念世界文化賞/蜷川幸雄演出『コースト・オブ・ユートピア』の脚本家トム・ストッパード氏受賞。。


2009年10月22日に 高松宮殿下記念世界文化賞の受賞者が発表されました。

その中の演劇・映像部門で受賞されたトム・ストッパード氏は、蜷川幸雄氏演出舞台9時間の
「コースト・オブ・ユートピア」の脚本家です。



映画「恋におちたシェイクスピア」の マーク・ノーマンと共同脚本でアカデミー賞脚本賞を受賞した方で有名。過去、トニー賞を4度も受賞した方です。

「コースト・オブ・ユートピア」の舞台は2007年に上演され、トニー賞主要7部門を受賞していますが、脚本を手掛けた方。。

その「コースト・オブ・ユートピアは、渋谷BUNKAMURA シアターーコクーンの20周年記念公演として上演されました。。
(楽しい制作発表会見です。^^)
http://wrs.search.yahoo.co.jp/;_ylt=A8vY8mqpzO9K8XsAL1SDTwx.;_ylu=X3oDMTBuMGdzdmNsBHBvcwMxNQRzZWMDc3IEc2xrA3RpdGxl/SIG=128mm514d/EXP=1257315881/*-http%3A//blog.engekilife.com/2009/06/coast-kaiken.html


http://eplus.jp/sys/web/theatrix/special/20090615_coast/index.html

池内博之さんが、旬君のANNに来て下さった9月に公演中でした。
旬君は行けたでしょうか。。とても忙しい時期でしたが。。



チェコスロバキアに生まれ、ナチスの迫害から逃れ、シンガポール。インドへ。
10歳でイギリスに渡り教育を受ける。

トム・ストッパード氏「ある所で生まれ、次の場所で幼少期を過ごし、更に別の場所で成長し、新しい父を持ちイギリスに来る。ひとつの言葉を覚える間もなく次の言葉に出会ったことも含めて、すべての出来事が私の人生に影響を与えたでしょう。
だが、誰でも運命の力に影響されるものです。
重要なのは、今の自分の人生に対処することです。

何かのせいで、人生はこうなったと言い訳することではありません。」

『コースト・オブ・ユートピア』の千秋楽では、舞台の上に上がって蜷川さんと。。手を振られたそうです。。





トム・ストッパード氏のことを。蜷川幸雄さんに語って貰ったものが 先日、10月28日フジTVで放送されました。。

蜷川幸雄さんのコメント。。全文。

手紙が来たんですよ。トム・ストッパードさんから。

僕、その時、ロンドンで歌舞伎をやってたんだよ。。
で、(トム・ストッパードさんが)「歌舞伎を観たと。あなたが「コースト・オブ・ユートピア」をやってくれることが嬉しい。。」という手紙が突然前触れもなく、舞い込んだ。それで、まぁ。。嬉しかったし、一生懸命やらなきゃいけないなあと思ってね。。だから頑張った。。

で、会うのは。だけど。作家だから気難しいかなぁ。。と思ったけど、ストッパードさんは (手紙の封書を見せて。。)こんな可愛らしい(名前と住所が書かれてある花写真が載ってるシール)ものできたんですよ。


あの、素敵な人でしたね。
知的で、静かで、こう包容力があって。
まぁ。。何でもくぐり抜けてきたイギリスの知性がある作家。
やはりねぇ。。

思想を1つだけではなくて、相対的に描くね。。
それから、構造的にまるで建築物のように組み上がっているんだね。
ストッパードさんっていうのはね、すごい。

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http://geijutsuhiroba.com/blog/2009/10/21-praemium-imperiale.php

絵画部門/杉本博司(Sugimoto Hiroshi)
彫刻部門/リチャード・ロング(Richard Long)
建築部門/ザハ・ハディド(Zaha Hadid)
音楽部門/ルフレート・ブレンデル
演劇・映像部門トム・ストッパード  

http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2009/09/25.php

イギリスの劇作家トム・ストッパードが選ばれた。

トム・ストッパードは37年にチェコユダヤ系の家系に生まれ、ナチスの迫害を逃れ、アジアでの生活を経て、46年にイギリスへ移住。67年にロンドンで『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』が初演され、高い評価を受け翌年のトニー賞プレイ部門最優秀作品賞を受賞した。現在、蜷川幸雄の演出で上演されている『コースト・オブ・ユートピア』は07年のトニー賞主要7部門を受賞している

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音楽部門のアルフレート・ブレンデルさんは。。

オーストリアの世界的ピアニスト。。
世界で初めて ベートーベンのピアノ曲、全曲をレコーディングしたことで、世界的名声を築いたピアニスト。。

2008年12月のコンサートをもって引退することを表明した。78歳。本人は引退後は指導者になることを希望している。