NINAGAWA 千の目。。

スキャナーがまだ。。調子が戻らず。。携帯の画像。。

埼玉アーツシアター。15周年記念

2006年から始まった蜷川幸雄氏とのトークショーを簡単にまとめたものも入っていますね。。

第1回野村萬斎さんから。。第18回の鳳蘭さんまで。。

旬君は 第10回でした。
2007年、9月15日。
(「りの君」オールアップの日で。。真希ちゃんと斗真君に花束を持ってお祝いに駆けつけた日。。)

あの時。。大きな舞台を任せられていて。。
その前には他のお仕事も まだあって。。

理想は。。しっかり準備して。。蜷川さんの期待に応えられるように。。臨みたかったのでしょうね。。
でも。。作品は超難解なのに。。準備の時間が無くて。。全然手を付けられないでいるのに。。お客さんの前で。。「やる」と言わなくちゃいけなかったトークショーでした。。

蜷川幸雄×小栗旬 「千の目
(ほんの少しだけ載っていたので全文掲載。)

カリギュラ』は僕が生きた24年間の集大成です。

満員の会場に登場した小栗旬さんに注がれたのは、女性ファンの熱い視線。それに負けない蜷川幸雄さんの小栗さんへの熱い期待。
小栗さんを見守る温かさにあふれたトークのひととき。
俳優小栗旬の未来に思いを馳せる対談となった。


蜷川さん:小栗には、時代に欺いて、とっぽく生きてほしいなと僕は思っている。今度、僕たちは『カリギュラ』という芝居をシアターコクーンでやります。難しくて詩的で格好いいが、狂った王の話で、これは「小栗、次のステップへ行くんだぜ」という感じが僕にはあります。僕自身もあまりやっていない室内劇で、このところ脚本を読んでいて、「まいったな、大丈夫かな」と正直思ってるんだよ。

旬君:「お気に召すまま」で1回よくわからない自分と出会って、今カリギュラという役を自分のものにしてちゃんと立てるかというのは、本当にちょっと恐怖ではありますね。でもそうした蜷川さんがいるとなると、逆に最初の稽古のスタートでは、これだったらいけるかもしれないという状態に自分を作っておかないといけないなと思いましたよ。

蜷川さん:うれしいね。この芝居では、沼に沈んだように世界を見てやりたい、こんなうすら汚い世の中は拒絶したいと思っていることを、逆説的に狂ったほうが何を求めていたのか、美しいものとは何と考えていたのかということができたらいいなと、思っているんだ。

旬君:正直言ってこの本を読んだ時、すぐに理解できる話ではありませんでした。今現在もカリギュラが考えていたことに対して、どういうアプローチをしていくか、どういうふうにもっていくかは模索中です。でもこの「カリギュラ」という芝居で、一度自分の集大成としてやりたいなという思いが生まれています。

蜷川さん:期待しているよ。   
蜷川さんと旬君  「お気に召すまま」

「間違いの喜劇」 「ムサシ」
  
表紙・表・裏の一部。。