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俳優 兼 監督
7月31日放送分

 その昔、チャップリンの頃の映画は「俳優=監督」が普通だったそうですね。今でもそういう方が時々いらっしゃいますが、対極の立場を同時にこなすのは本当に大変なんだとか。
 当店にいらっしゃったお客様も、グラスを傾けながら「俳優 兼 監督」の難しさを語っていらっしゃいました。本日はそのお話を、ここで少しだけご紹介させていただきます。皆様のご意見・ご感想も、ぜひこちらからお聞かせ下さい。


小栗旬さん(俳優/映画監督)の

『俳優と監督』の話
 映画『シュアリー・サムデイ』では監督をやると同時に、少しだけ俳優としても出演した。でも演技まで頭が回らないので、できれば出演したくなかった。それくらい監督と俳優では考えることが違う。
 僕が演じた役は「警官B」。そんな役でも、役に集中しようとすると周りが見えなくなる。監督は客観的に見なければならないし、俳優は主観で演じるモノ。それを同時にやるのは大変だった。

 監督として「こんな風に芝居して欲しい」という意見は積極的に言わせてもらった。それがやりたくて監督をやったようなもの。俳優同士だと「こうした方がいいのに」と思ってもなかなか言えないし、言っても聞いてもらえない。でも監督なら「こう思ってるんだけど」という事をハッキリと言った上で「どう思う?」と意見交換できる。時には「なんだよ!」と思われた事もあるはず。でも監督と俳優という立場なら、そう思われても全然構わないと僕は思う。

 僕が尊敬し、参考にさせていただいた監督は三池崇史さん。「責任は取ります」という背中をしているのに、どこかスルッとかわす感じが格好良い。9月に公開予定の『十三人の刺客』も絶対に面白そう。


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