竹中さん。。旬君


旬君はこれまで。。オファーされてきたものを受けて来て。。
一般ウケしそうにない作品でも。。
大手の新人さんを売り出すための作品でも。。
新人監督。新人脚本家のデビュー作品。。。
ドラマ制作の危機に陥った会社の巻き返し企画でも。。
映像処理も出来ない低予算の作品でも。。
自分に声をかけてくれるところには可能な限り応えてきて。。
特に一度お仕事をした。。同じスタッフからまた声をかけて貰えると嬉しい。。喜んで参加する。。と言ってきました。。

人気が出て。。注目されてからもそういう作品に出て。。メディアでは色々評されることもありますが。。。
「そろそろ。。作品選びをした方がいいのかな。。とも思うこともある。」と言ったことがありましたが。。それは。名前が大きくなって。作品にも評価が付きまとって。。CMだとか。。。自分に関わる会社や。。人が多くなって。。影響を考えるようになったからかな。。と思います。。

ファンとしては。。酷評を書かれたくないので。。
「こんな企画。。旬君にお願いしないで。。(;o;)。」。。なんて^^:思う作品もあったりしましたが。。
旬君自身は。。ずっと。。変わってないんですよね。。
自分を。。と望まれるところには喜んでいく。。。

竹中直人さんのラジオで。。竹中さんのお話を聞いてると。。
色々と。。これまでの旬君の話と通じることを感じましたよね。。

竹中さんのお話。。
この人のためなら。。脚本が面白くなくても。。好きな監督さんのもとには駈けつける。」。という竹中さん。。

旬君の「シュアリー・サムデイ」もそうやって。。集まってくれた方々でした。。^^


*****ラジオのお話から。。大雑把に。。*****



旬君「撮影中わかってなかったけれど。。編集してみるといいものが撮れていたりした。。」


竹中さん「いろんな役者さんがいると思うけど。。台本っていうのはスタッフたちが把握するもの。。役者は監督を見ちゃうよね。。。と共演者を。。。。
やっぱり。。ずっと小栗君の姿を見ちゃうし。。それから影響されていくものが。。たまたま撮られちゃったって。。なったらなんていいなと思う。。

そこに居る監督を見つめて。。その場その場で。。変わっていく。。っていうのがいいな。。

監督の演出力とかさ。。。技術なんて。。必要ないんじゃないかって思ったりするね。。
監督が愛する人であればってことじゃないかって。。
みんなが監督を愛してその現場にいるっていう。。それだけなんじゃないか。。って思う。。

竹中さん「僕が監督をした時は。。最初のお客さんはスタッフさんでありキャストの方で。。この人達が出来上がった映画を観て。。良かったって思って貰えたらそれでいいな。。って思ってた。」

(このシュアリー・サムデイのスタッフさんは。。喜んで下さってましたよね。。現場が楽しかった。。真面目だった。。また一緒にお仕事をしたい。。と言う方も。。^^)

旬君「映画を作るってことを真面目に考えていたけれど。。スタッフの方がどう思っていたか。。1ケ月間。。態度で示して見てもらうしかないと思ってた。

1月12日の。ゼロ号試写会で(スタッフさんに)観て貰ったあと。。3次会4次会とスタッフのほとんどの方が残ってくれて。。嬉しかった。。『みんな。。ちょっとは楽しんでくれたのかな。。』。。って。。
東宝の高木さんという名物の大道具さんも「おい。監督!オレがここまで残ってるってことは。。そういうことなんだよ。」って言ってくれた。。

竹中さん「それはすごいねぇ。。それはいいねぇ。。」

旬君が竹中さんに。。「ホントに何も考えてない。全然考えてないことを質問された時はどうしたらいいんですか?」と訊いたと。。
そうしたら。。竹中さんは「大丈夫な顔をして座ってたらいいんだよ。。」って言ってくれた。。
それからは。。解ってなくてもわかったようなふりをして座ってました。。

竹中さん揺らがせちゃいけないっていうことはありますよね。。みんなを不安にさせちゃいけないから。。嘘をついちゃいけないって言うけど。。そんな全く嘘をつかないではいられない。。
演じるってことは。技術もあるかもしれないけど。。その人を感じるってことが大事で。。その人を想う気持ち。。それがフィルムに収まるだけでいいと思う。。


出来なくてもいいんだよ。』。って言ってくれる人はあんまり居てくれない。。
出来るようにならなくちゃ。。って。プレッシャーを感じて。ボロボロになっちゃうひとも居る。。
そのままでいいんだよ。。。


旬君がよく言う。。「失敗したっていいじゃないか。。」っていう言葉が浮かびます^^。)

旬君と竹中さんの出会いの大河。。「秀吉」の話し。。

(当時小さかった旬君に現場で優しく話しかけたり。。モノマネをしてくれてた竹中さん^^年賀状でやり取りを。。
「佐吉です。」と書かれてたと。。
背が高くなった旬君と「あいくるしい」2005年で再会し。。
その頃。。竹中さんのラジオに初めて出て。。映画を撮るときには出て下さいとお話していた旬君。。4年後の2009年撮影。今年公開。。
すごいです。。)

竹中さん「デタラメな大河にしたいっていう思いでいた。許可して貰って。。自由にさせて貰った。」

旬君「1年間。。同じ役をやり続けるってどうですか?」

竹中さん「テレビとか。。映画とか観て。。『ああ。。この人。。演技屋になりたいんだな。。味のある役者になろうとしてる。』。と想うことがある。

心の中では演技屋なんて○○。。味のある役者なんて○○。。。とどっかにある。。。
デタラメな役者になりたいって。。いうのがどどこか本質にある。。。。
くっだらねぇ。。っていうのもありつつ。。愛した監督にはとことんいく。。

大河ドラマの主役だって!って皆があまりにも。。特別視するけれど。。
大河の主役だろうが。。ロマンポルノの主役だろうが。。脇役だろうが。。みんな一緒だと思うから。。ただのブランドにしか過ぎないし。。
それは。。世間に認められるっていうことを考えれば。。損得勘定の次元になってしまう。。
運とか。。世の中に認められるのは。。すごく有難いことだからいいんだけど。。
基本的には。。常に底辺がどっかにあるって思ってないと

みんなに持ち上げられて。。とりあえずヒットすればいいという世界だから。。そういうことに悔しさが。。自分の根底にある。。

常に最低のことも出来る。。っていうか。。いろんなことが融合したら楽しいって思ってる。。。
ミュージシャンも役者として参加する映画を撮りたい。。
(これには旬君も同じように盛り上がってましたね。。)

略。。

役者をやってると苦悩は続く。矛盾との闘い。。いくつになっても。。
自分が好きだ。』って気持ちだけ。。
それだけは揺るぎない力が欲しいっていつも思うね。。。
好きなんだ!この人が。』と。。

旬君「そうですね。。ホントに楽しかった。好きな人達が目の前に居て。。」

竹中さん「そうなんだよ。。その人達がみんな旬に向かってるっていうのが感じるんだもん。。そうしたら余計な言葉は要らないじゃん

略。。

旬君好きな人のところにはいつでもいつでも駈けつけられる役者でいたい。。」
(ラジオでも言ってましたね。。自分に対してこんなにしてくれた人のもとには。。何かあれば駈けつける。。」と。。)

竹中さん俺もそれだけだと思う。。
脚本読んでからね。。って俺は言いたくない。
脚本が面白かったから。。てことも嫌いなんだよ。。つまんなくてもやれよ。。って


旬君が信頼して何でもお話できる竹中さん。。
幸せそうなトーク番組でしたね。。


月夜の蟹」。。。って

月夜には蟹は月光を恐れて。。餌をあさらないので肉がつかないといわれる。。そこから。。やせて身のない蟹。
転じて、中身のないことのたとえ

だそうですが。。^^

中身がタップリ。。な素敵な竹中さんですよね。。