ニュース記事より。。


メッセージや。。メールで教えて頂きました。。
ありがとうございます。。
なかなかUP出来ず。。申し訳ありません。。
TBS。。毎日新聞ではない。。読売からも高い評価を頂いて。。旬くんたち。。嬉しいですよね。。
おめでとうございます。。(*^-^*)

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20110112-OYT8T00755.htm


[評]時計じかけのオレンジホリプロ
「自由とは、国家とは」問う
 原作者は英国の作家、アンソニー・バージェススタンリー・キューブリック監督の映画の記憶があまりに鮮烈だ。この上、舞台で今やる意味はあるだろうか。そんな予断は、プラスの方向に裏切られた

 近未来の高度管理社会。暴力と盗みと破壊に明け暮れるアウトローのアレックス(小栗旬)は、独居の老女を手にかけ、仲間たちの裏切りで収監される。自由を望んで「ロドビコ療法」なる禁断の人格矯正を受けて社会復帰を果たすが、治療によって彼は、怒ったり欲情したりすると耐えがたい嘔吐(おうと)感に襲われるようになっていた。

 残忍なならず者から、国家権力に去勢された犠牲者、そして政治利用の標的へ、振幅の大きい存在を小栗が果敢に演じる
トリックスターの身軽さとささくれた空気をまとった悪魔的な哄笑(こうしょう)が印象的だ。

橋本さとし演じるマッドサイエンティスト吉田鋼太郎の醜悪な政治家はもとより、武田真治キムラ緑子らアクの強い共演者にも魅力がある

 上演台本・演出の河原雅彦は、映像と音楽を有機的に構成し、アレックスの孤絶を、悪夢のようなパンク・オペラに織り上げた

反道徳的な場面は毒気をある程度抑えてあるにせよ、特に小栗目当ての女性ファンにはどぎついかもしれない。けれど、自由とは何か、個人にとって国家とは何かという問いかけは、映画と違う結末からも真摯(しんし)に伝わってきた。(山内則史)

 ――30日まで、赤坂ACTシアター。

(2011年1月12日 読売新聞)