「踊る〜」完結編制作決定☆小栗旬も出演☆

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 完結編では深津絵里(38)、柳葉敏郎(50)らおなじみメンバーはもちろん、前作から新たに加わった小栗旬(29)、内田有紀(36)らも勢ぞろい



「踊る大捜査線」完結編製作が決定 15年の歴史に幕 : 映画ニュース - 映画.com



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1997年の連続ドラマ開始以来、2003年公開の映画第2弾が173・5億円の実写邦画史上最高興行記録を樹立するなど、多くのファンを魅了してきた踊るシリーズが、ついに幕を閉じる。

 生みの親でもあるフジテレビの亀山千広・映画事業局長(55)は「今回の映画でドラマ、スピンオフを含め、すべてのファイナルを迎えます」と断言した。

 連ドラ開始時29歳だった織田も、いまや44歳。亀山氏は「15年やってきて区切りをつけたかった」と説明し、実は主要キャストと相談して、前作「踊る3」の製作時から「3で過去の犯人をたどり、4で警察内部の話を描いて終わりにする」と決意していたという。

 完結編では深津絵里(38)、柳葉敏郎(50)らおなじみメンバーはもちろん、前作から新たに加わった小栗旬(29)、内田有紀(36)らも勢ぞろい

 物語について、亀山氏は詳細は伏せつつも「警察組織が瓦解しそうな事件が起きる。警察手帳を捨ててでも、自分の信念で動く青島を描きます。組織を動かしているのは現場の力というのを改めて訴えたい」と語った。

 同作といえば、所轄(警視庁管内の各警察署)に理解を示す室井管理官(柳葉)の指示を受け、事件現場で奮闘する湾岸署の青島刑事(織田)の姿がファンを魅了。前作では室井と青島の絡みが少なくファンをヤキモキさせたが、新作では室井の指示で青島が動く、鉄板の図式もよみがえる予定だ。

 撮影は来年1月中旬から4月下旬まで。亀山氏は「青島君とすみれちゃん(深津)のラブストーリーも完結させたい」。さらに「さまざまなメディアを使ってお祭り的にファイナルを迎えたい」と、9月の公開に合わせて、現在、来夏から展開するさまざまな企画を考えている。

 織田は「最後と聞いて寂しい思いもありますが…青島15年の集大成を魅せられるように頑張ります」とコメント。ファイナルにふさわしい作品にしようと、キャスト、スタッフが一丸となって製作準備を進めている。

(紙面から)



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踊る大捜査線」完結編製作が決定 15年の歴史に幕

2011年12月29日 05:01

[映画.com ニュース] 日本実写映画興行収入記録を樹立した「踊る大捜査線」シリーズが、ついに完結のときを迎える。劇場版最新作「踊る大捜査線 THE FINAL(仮)」の製作が決まり、連続ドラマの放送から15年にわたる歴史に幕を下ろすことがわかった。青島俊作刑事を演じ続けてきた織田裕二は、「最後と聞いて寂しい思いもありますが……、青島15年の集大成を魅せられるよう頑張ります。お楽しみに!」とコメントを寄せている。

数々の金字塔を打ち立ててきた「踊る大捜査線」シリーズの歴史に、ピリオドが打たれる。スピンオフを含む、劇場版5作の累計観客動員約3127万人、興行収入約427億9000万円という数字の積み重ねが、国民的人気作である証。今回の構想は、前作「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の製作段階から話し合われてきたといい、フジテレビの亀山千広映画事業局長は「これだけ多くのファンの皆さんがいらっしゃる作品なので、うれしい反面、責任もある。自分たちが勝手にファイナルと決めて終わらせてしまうことが正しいのかなとは思いました。ただ、15年間やってきて区切りをつけようということになった」と複雑な心境を吐露した。

ストーリーの詳細は明かされていないが、前作から2年後が舞台。湾岸署管内でエネルギーサミットが行われているため、署員は大忙しの3日間を過ごす。そのなかで、登場人物たちがどのような結末を迎えることになるのかを含め、全てを凝縮した内容になるという。亀山局長は、「前作で青島くんを係長にしましたが、やっぱり現場で動かざるをえない。降格はしないけれど、もっと暴れられる事件を用意しなければ。警察手帳を捨ててでも、自分の信念を貫く青島を描こうと思う。そして、組織をつくっているのは現場の力だということを訴えたい」と言葉に力をこめる。

そのために用意されたのが、警察組織、および上層部が瓦解しかねない事件だ。これまでのシリーズを通じて、青島とキャリア官僚・室井慎次柳葉敏郎)の強固は信頼関係が主軸を担ってきたが、前作の共演シーンが短かったことは記憶に新しい。亀山局長は、「今回は後半、ずっと彼(室井)の指示のもとで(青島は)動きます。集大成なんです。前回はステージが変わったということを一生懸命見せようとしました。やっていて思ったのが、青島はどこまでいっても平刑事だし、室井はどんなにえらくなっても熱き管理官なんです。そのための導火線を前作でつけて、今作で……という思いもありました」と語る。

また、進展がありそうで全くなかった青島と深津絵里扮する同僚刑事・恩田すみれの関係にも大きな変化が出てきそうで、「ファンがこの15年間、あのふたりを見守ってきたわけですから、きっちりと成就させてあげたいという気持ちはある」。さらに亀山局長は、人気キャラクターだった和久平八郎を演じた故いかりや長介さんに思いを馳せる。「いかりやさんは、ずっと胸の中にいます。和久さんの名言のひとつに『正しいことをしたければえらくなれ』というのがありますが、15年経って、青島は『和久さん、あなたはひとつだけ間違っている。えらくならなくたって正しいことはできる』……そんなふうに思っているんじゃないかな」と意味深な言葉を残した。

主演の織田は、ファイナルに向けて高い意識をもって撮影に臨む覚悟をにじませているという。君塚良一が手がける脚本は決定稿が完成する直前だそうで、本広克行監督のメガホンのもと、2012年1月中旬にクランクインし、4月下旬に撮了予定。同局では、来夏から公開までの期間、様々なメディアを使った“踊る祭”を展開していくという。

踊る大捜査線 THE FINAL(仮)は、2012年9月に全国で公開。