笑福亭鶴瓶の息子さん・映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』


笑福亭鶴瓶の息子・駿河太郎、父親ゆずりの笑顔でちょんまげ姿の苦労を告白!? - シネマトゥデイ


[シネマトゥデイ映画ニュース] 31日、渋谷WWWで映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』公開記念イベントが行われ、ラストサムライを務めた俳優で笑福亭鶴瓶の息子駿河太郎が、父親ゆずりの笑顔で撮影の裏側を明かした。


 この日は、イベントの開始前に本作主題歌を手掛けたザ50回転ズの迫力あるライブが行われ、会場は大盛り上がり。ライブの興奮冷めやらぬ中、駿河飯塚健監督が登場し、和やかな雰囲気の中でトークは行われた。以前はバンド活動も行っていた駿河だが、近年、ドラマ「カーネーション」などに出演するなど、俳優としても活躍。

 河童の小栗旬に黄色い星の山田孝之と、荒川河川敷に暮らす強烈なキャラクターたちが印象的な本作では、侍姿の住民・ラストサムライを怪演する。

駿河は、ちょんまげ姿が特徴のラストサムライについて、「ちょんまげの中に固い板が入っていて。それが頭に当たって痛いんですよ。一日中、ずっとつけていると頭も締め付けられるし、つらかったんですけど、横に村長や星がいたから文句は言いづらかった」と述懐し、会場を笑わせる。

 先日行われた完成披露試写会では、主演の林遣都が、河川敷のメンバーを前にして、こんな超個性的なメンバーをまとめられるのかと泣いてしまったことを告白したが、飯塚監督も「泣いたというよりも号泣でした」と暴露。駿河も「初対面からメンバーみんなで集まって飲んだんですけど、一晩中、座長(林)のグチで、最終的には酔っ払って『おれが座長だ!』と叫んでいた。でもその次から雰囲気が変わって、いい現場に変わった。それは座長の力と、僕らを導いた監督のおかげ」と楽しそうに現場を振り返る。

 駿河の目じりの少し垂れた笑顔と、柔らかな関西弁で登壇者にツッコミを入れる姿は、どことなく父親の笑福亭鶴瓶の面影も。参加者たちは、そんな彼らのなごやかなトークに興味深そうに耳を傾けていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』は2月4日より全国公開