小栗旬。。インタビュー。。☆


4ページにわたる。。インタビューです。。(*^-^*)
ライターさんが。。最後に感想を書いて下さってて。。
それが。。私がずっと。。旬君に抱いてるものと同じで。。嬉しかったです。。
正直に何でも語ってくれる小栗さんは、ありきたりな言い方かもしれませんが、飾らない率直さが魅力的でした。全く格好つけていないのに、格好いい。そんな印象を受けたインタビューでした。」
取材・文/清水久美子

****以下。。抜粋コピーです。。*******

日経ウーマンオンラインは終了しました

仕事の現場は刺激的で面白い小栗旬

2012年6月30日

宮沢賢治作品に参加した小栗さんにインタビュー

1/4。2/4。ページは。。映画の紹介。。^^

2/4の最後から。。
 映画を見ている間、不思議とブドリの姿が小栗さんに重なりました。今回、当連載の単独インタビューに小栗さんが応じてくれることになり、「ブドリ」と「宮沢賢治」、そして「仕事」などについて、お話を伺ってきました。


インタビュー。。
3/4
――「グスコーブドリの伝記」の主人公ブドリは、小栗さんに似ているという印象を受けました。杉井ギサブロー監督は、最初からブドリの声は、小栗さんに決めていたそうですね。

小栗旬「杉井監督にお会いしたときに、『どうして自分なんですか?』と聞いてみたところ、『ブドリの真っすぐさとか純粋さのようなものを、小栗さんの声を聞いていて感じるところがあった』と話してくださいました」


――――本作では、小栗さんをはじめ、声の出演者のみなさんのキャラクターが生かされているように感じました。



小栗旬「それは、すごく感じましたね。収録は別々だったのですが、完成した作品を見て、みなさん上手だなぁ、こんな風に声を出していたんだ、と感激しました」


――ブドリは、自分以外の誰かの幸せを考えて行動しますよね。それは素晴らしいことですが、簡単なことじゃないですよね?


小栗旬「そうですね。ブドリは、すごく意思の強いキャラクターだと思いました。彼に共感するのは、結構難しいかもしれません。理想や憧れはあっても、果たして自分はブドリのような行動ができるだろうかと考えると、やっぱり難しいと思います。Mr.Childrenの『HERO』という曲に、例えば一人の人間の命と引き換えに世界を平和にできるとしたら、僕はやる、と言えない人間になってしまっている、という内容の歌詞があるんですが、どちらかと言うと、この歌詞のような人間の方が多いなという気がしますね」


――「やる」と言える人間になりたいと思っても、やっぱり難しいですよね。



小栗旬「本当に難しいと思います。収録に入る前に、杉井監督が考える『グスコーブドリの伝記』の世界について、お話を伺ったのですが、最終的には“自己犠牲”がテーマとなっているそうです」


――宮沢賢治の作品ならではのテーマでしょうか?

小栗旬「そうですね。でも監督は、宮沢賢治の作品は“自己犠牲”をメインにしていると言われていても、読めば読むほどユーモアがあって、彼はきっと面白い人だったんじゃないかと感じている、ともお話しされていました。ブドリが求めているのは、“家族の幸せ”ですよね。だから、ブドリは自己犠牲によって世界を変えようとするというよりも、家族との温かい時間を取り戻したいという願いから行動を起こしていったんじゃないか、と監督と話し合いながら収録に臨みました」

4/4

――ブドリが成長していく過程では、ユーモアにあふれた場面もたくさんありましたよね。


小栗旬「そうなんです。ユーモアがあって、大人も子どもも楽しめるアニメーション作品になっていると思います。登場人物をネコとして描くことで、人間として描くよりも優しい見え方になったんじゃないかなとも思いますね」

――ネコのキャラクターに、とても癒やされました。日経ウーマンオンラインの読者にも、ぜひ見てほしいですね。

小栗旬「ブドリの、目の前にあるものに対して進んでいくエネルギーは、見ていて心地がいいですし、ブドリを取り巻くキャラクターたちのひたむきさや温かみを感じてほしいです。素敵な作品になっていると思います」


――ところでブドリは、初めは学校に通っていましたが、やがて働くようになり、仕事で喜びを感じるようになっていきますよね。10代から仕事を始めた小栗さんが、仕事で喜びを感じるようになったのはいつ頃ですか?

小栗旬「僕は、いつも喜びを感じていた気がします。仕事の現場は刺激的なので、どこに行っても面白いと思っていましたし、監督から褒められれば嬉しかったですしね。自分は自分のやるべきことをやればいいと考えて過ごしてきた時間が長くて、見てくれる人のことを考えて、楽しませたいと思うようになったのは、ここ数年かもしれません」


――小栗さんは、俳優として映画やテレビ、舞台で活躍されていて、今回のように声の出演もして、監督業にも挑戦していますが、最終的にはこうなりたい、この仕事をやっていきたい、という夢や計画はありますか?


小栗旬「そういうものはないです。やりたいことをやっていって、それこそつまらなくなったらやめてしまえばいいと思っています。芝居の仕事というのは、現実の人間関係があって、さらに別人格の人間関係を作っていきますが、この作業は本当に面白いです」


――ずっと休まずに走り続けている小栗さんのパワーの源は?


小栗旬「“欲求”じゃないですかね。何かをしたいとか、こうありたいとか、その欲望があるからこそ、やれているんだと思います」

――仕事以外では、何をしているときが一番楽しいですか?

小栗旬「最近は、家でボーッとしている時間が好きですね。本やマンガを読んだりとか。マンガは、90巻分を大人買いしたことがあるくらい好きです(笑)」

 

正直に何でも語ってくれる小栗さんは、ありきたりな言い方かもしれませんが、飾らない率直さが魅力的でした。全く格好つけていないのに、格好いい。そんな印象を受けたインタビューでした。

取材・文/清水久美子 写真/小林秀銀