ビジネス情報誌で検証☆日向徹のかっこよさ☆^^

ゆまさまに教えて頂きました☆
(*^-^*) ありがとうございます。。
とってもうれしいです〜〜☆


ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
DIAMOND online」の
マーケットが見える  人のココロをつかむセオリー
2012年9月24日 藤田康人 [インテグレート代表取締役CEO]

。。より。。
日向徹のことを記事にしてくださってます。。
是非。。こちらのサイトで見せて頂いてくださいませ☆


「でも、魂は売らない」日向 徹がなぜ今、カッコイイのか | マーケットが見える!人のココロをつかむセオリー | ダイヤモンド・オンライン





一応。。こちらでも。下に。。。m( _ _ )m




でも、魂は売らない日向 徹
なぜ今、カッコイイのか

時代の空気をつかむ歴代月9ドラマのメッセージを検証する

リッチマン、プアウーマン」発
「日向 徹現象」とは?

 2012年夏の連続テレビドラマのなかで私が個人的に最も好きだったのが、フジテレビ系列の“月9枠”で放送された「リッチマン、プアウーマン」です。

 7月9日から9月17日まで全11回が放映されたこの作品をはじめ、今年の夏クールのドラマは、ロンドンオリンピックの開催日程と重なることから視聴率の苦戦が予想されていました。


 ビデオリサーチによれば、「リッチマン、プアウーマン」も第6話(8月13日放送)で10%を割る視聴率となったもののその後盛り返し、最終回前の第10話(9月10日放送)では15.8%を記録し、フィナーレに向けて一気に盛り上がりました

 最終回終了直後、さまざまなウェブ上の書き込みを見てみると、次のような絶賛のコメントが溢れていました。

「やっぱり、最高のドラマでした! see you again って、SP期待していいのかな? それとも、続編?? ぜひ、頼みます!!」

「今まで見てきた“月9”のなかで、お世辞じゃなく一番面白くて引き込まれたドラマでした!!!」

 このドラマは、高卒ながら29歳にして個人資産250億円、時価総額3000億円ともいわれるIT企業「NEXT INNOVATION」社長の主人公・日向 徹(小栗 旬)と、東大生でありながら就職活動に苦戦している大学4年生のヒロイン・夏井真琴(石原さとみ)とのシンデレララブストーリーです。

 この夏、私の周りでもちょっとイケてる若いIT関係者を「あいつ、日向 徹っぽいよね」と評される「日向 徹現象」が起こっていました

 主演の小栗は、自身で日向 徹のキャラクターに通じる人物としてスティーブ・ジョブズを挙げており、また番組サイトによる「イントロダクション」では、起業プロセスが似ている人物の例としてFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグが紹介されています。

 一方でこのドラマを観て、日向 徹と「NEXT INNOVATION」に、かつてのホリエモンライブドアを重ねてしまう人も多かったのではないでしょうか。

「日向 徹」をめぐる
ソーシャルの評価が変わった
 さておき、このドラマはスタートした当初、ソーシャルメディアなどでこんなふうに言われていました。

「『ネットで戸籍を管理するシステムを創る!!』とか、すべてが15年くらい前のITバブル時代の風景に見える」

「今、この時代にこんな会社はあり得ない。小栗君の『冷徹な経営者だけど少年の心を持っている』という設定がありきたり。和製スティーブ・ジョブズってこと? 会社はグーグル風だし、講演シーンはマイケル・サンデル風だし、服選びのシーンはプリティ・ウーマン風だし、『どこかで見たことある』をつなぎ合わせた感じ」

 こんなネガティブな発言が溢れていました

 しかし、回を重ねるごとに日向 徹の男としてのカッコよさに共感する声が明らかに増えていったのです

 第9話の一場面から。

僕たちはこれからパーソナルファイルを取り返す。実際は難しい。JIテックの下請けの下請けでもいい。僕たちが目指した形で、世に送り出す手段はある。名前は残らない。僕らがおもしろいと思う。誰も見たことがない。そして、世の中の人が気に入ってくれる、そういうものをつくろう」

 そして彼(日向 徹)が決めたこの会社の名前は「wonder wall」。

「びっくりする壁? いや、何でもありの壁」「みんな自分がこれだと思うことを主張しろ。ここは僕たちのアイデアをシェアする場所だ」

「NEXT INNOVATION」から追い出され、すべてを失ってどん底のなかから蘇った日向によって、新しい会社の壁にスローガンが書き込まれます。


お金は大事 仕事はなんでもやる でも、魂は売らない

 何という強いリーダーシップでしょう。混迷を極める今の時代の求められる若きリーダーの理想像を皆が日向に見たのではないでしょうか。

 また、日向が真琴にこう告げるシーン。

お前が信用できる人間かどうかなんてどうでもいい。僕がお前を信じる。……あと、一つ……」

 日向は1枚の紙を真琴に見せます。それは真琴が心にひそかに思っていて、つい紙に書いてしまったこと――「日向 徹の壁を壊したい」。

 日向に見つけられて焦る真琴。

壊したなら、責任を取れ。巻き込むぞ。いいな?」

「はい!」

 この場面に、どれだけの女性が共感したことでしょう。草食男子が急増するなか、自分の周りにこんなにも強引にしっかりと引っ張ってくれる男性がいたら……。そう思う女性は、実は少なくないのではないでしょうか?

 そのことを、数多くのTwitter上のつぶやきがリアルタイムで示していました。

 この「リッチマン、プアウーマン」が好評だったわけは、今の時代の空気をうまくつかんだからだと言えるでしょう。

 日向 徹は多くの人がイメージする、この時代が求めるカッコイイ男としてぴったりはまったのです

ドラマのプロデューサー増本 淳氏は、こう語っています。

「価値観が多様化しているなかで、何がカッコ良いのかなとみんなで考えたのですが『なんだかんだ言っても仕事を頑張っている男ってカッコ良いよね』という話になりました。なかでも、絵空事じゃない地に足のついた夢を語って、世の中に発信できる男こそがドラマの主人公として相応しいと」ORICON BiZ online 2012.8.27 より

バブル崩壊直後に放送された
101回目のプロポーズ
 1987年から始まったこのフジテレビの“月9枠”のドラマは、常にその時代を象徴するキャラクターを登場させてきました。

 1991年の「101回目のプロポーズ」では、再び恋人を失うことを怖いと告白する浅野温子演じる矢吹 薫の前で、武田鉄矢演じる星野達郎がダンプカーの前に突如飛び出し、間一髪でダンプカーが止まった後、「僕は死にません。僕は死にません! あなたが好きだから、僕は死にません。僕が、あなたを幸せにしますからぁ!」と絶叫しました。そのセリフは、その年の流行語にもなりました。

 中年男の星野達郎は、お見合いをしても失敗の連続で、99回振られ続けた挙句100回目のお見合い相手が美人チェロ奏者の矢吹 薫。

 星野は一目ぼれして追いかけまくるが、恋は実らず、最後は会社を辞め、身を持ち崩すことに。最終回、夜の工事現場で働く星野の目に飛び込んできたのは、ウェディングドレスをまとった薫が自分に駆け寄ってくる姿だった――。

 バブル時代、女性が結婚相手に求める条件は、「三高(高学歴、高身長、高収入)」でした。そのどれにも当てはまらない、何の取り柄もない中年男の星野達郎が最後は高嶺の花の美女を射止める話は、バブル崩壊直後というタイミングで浮かれた時代への戒めだったのかもしれません。

長びく不況に苦しむ日本と
ロングバケーション
 そして“月9”史上歴代3位の平均視聴率(29.6%)を誇るのが、1996年の「ロングバケーション」です。

 木村拓哉が演じた24歳のピアニスト瀬名秀俊は、プロのピアニストになりたいという思いがありながら、自分に自信が持てず、コンテストでもよい結果を残せないでいる優等生タイプ。ピアノの演奏でも感情を出し切れず、いつも無難にまとめてしまう。

 そんな瀬名を変えるきっかけとなったのが、山口智子演じる葉山 南との出会いでした。南は瀬名よりも7つ年上の31歳。結婚式当日に花婿に逃げられるという、これ以上ない不幸を経験している女性。サバサバした感じの姉御肌で、時には思い切った行動も起こすまさに瀬名とは対照的な性格です。

 瀬名は押し掛けるようにやってきた南と同居することになるのですが、年齢差がある上、水と油のような性格の違いから、お互いに恋愛感情はなく、どちらかというと姉弟のような関係です。ところが、この“男女の仲を超越した”かのような関係から、いつしか“恋人”の関係へと変化していくのです。

 タイトルの「ロングバケーション」は、結婚が破談になった南に対する瀬名の「何をやってもうまくいかない時は、神様がくれた長い休暇だと思って無理に走らない、焦らない、がんばらない、自然に身を委ねる」という台詞から来ています。

 日本中がバブル崩壊後の長い暗闇から抜け出せずにもがき苦しんでいた当時の時代背景のなかで、焦らずに少しスローダウンしてみたら? というメッセージが多くの視聴者に響いたのではないでしょうか。

 われわれマーケッターは、顧客と企業をつなぐ心に響くストーリーをつくり上げることがミッションです。

 その時代によってドラマの登場人物のキャラクターが変わるように、顧客の共感を呼ぶ消費者の心のスイッチの場所も変わっていきます。

 時代を敏感に感じ取って表現されるドラマや映画のなかにも、それを見つけるヒントが多く隠されていたりするものです。

 何気ない日々の生活のなかにこそ、ありきたりの定量調査などでは見えてこない生きた時代の風を感じることができるのではないでしょうか。