「お家さん」。。。記事より。。

http://www.hochi.co.jp/entertainment/20140503-OHT1T50326.html

天海祐希小栗旬が初共演!鈴木商店「生き様が熱い!」

2014年5月4日6時0分 スポーツ報知

 女優・天海祐希(46)が主演する日本テレビ系の読売テレビ開局55年記念ドラマ「お家(いえ)さん」が9日午後9時から放送される。明治から昭和にかけ実在した世界規模の総合商社「鈴木商店」の女主人を演じた天海が、番頭役を演じた初共演の俳優・小栗旬(31)と作品に懸ける思いを語った。

 日本史の片隅で忘れかけられた熱い生きざまを伝えたい。天海は「こんなすごい人たちがいたんだぜって思いが、みんなを突き動かした気がする」と作り手が一丸となった思いを熱弁した。

 激動の時代、女性の社会進出など考えられない中、亡き夫の後を継いだ神戸の砂糖問屋の女主人・鈴木よね(天海)が、強い信頼関係で結ばれた番頭・金子直吉(小栗)と共に、国民の暮らしのために数々の苦難を乗り越え、世界を股に掛ける日本一の会社へと成長させていく物語。

 玉岡かおるさんの同名原作小説を一気読みした天海は「仕事に、歴史を動かすことに人生を懸けるのは男のロマン。それを支えていくのも女のロマン。それがあふれてるんですよね」と心をつかまれた。「上品ないいお顔をされてる」という実際のよねさんの写真を携帯電話の待ち受け画像にして力をもらった。

 小栗も「格好いい。魂の熱量が今の僕たちとは格段に違うんだろうと思う」とスケールの大きさを感じての役作り

天海は「この男なら全部託してみようと思わせる笑顔」と絶賛。芝居をすることが相手を知る最短距離と考える天海にとって、小栗との共演は「とてもステキな時間」だった。

 「(ロケ終了で)直吉ちゃんと別れるの、すごくさみしい。でも、『天海嫌がる。小栗旬との別れを』っていう見出しは勘弁してください。きれいな奥様がいらっしゃいますので。それだけはほーんと」と冗談を飛ばすほど。一方の小栗は「一番はすごく気遣いをされる方なんだなって。俳優やスタッフにもですけど、ロケで集まってくれてる人たちに声をかけて帰られるのは素晴らしい」と尊敬の念を見せる

 大正2(1913)年建設の上野海運ビルを鈴木商店に見立てた北九州市ロケ。天海は多くの見学人に応えて手を振り、声をかけた。「全国の方に見ていただきたい。きっとなにか感じていただける。『天海さんが見てねって言ってくれた』って見てくれたらいいじゃないですか。そう思うと黙ってはいられない」

 自身もいくつもの作品に大きく影響を受けたからこそ「人生が大きく揺さぶられるような経験をしてもらいたい」と思い、演じる。このドラマもきっと―と信じている。(角田 史生)