小栗旬さん。。のこと。。もう一度UP✨
【代償】後藤庸介監督「小栗さんは最後まで予定調和じゃない」 | 芸能ニュースならザテレビジョン
【一部抜粋】
小栗さんはすごいなと思ったのが、いわゆるヒーロー性の部分はちゃんとあるんだけど、それでいて繊細なキャラクターっていうのがうまい!
たぶんこんなにうまい人はいないですよ! 声質とかもすごく格好いいし、実は本人に言っていないんですけど、個人的にめちゃくちゃ好きなんですよ!(笑) キャスティングとは全然関係ない話ですし、恥ずかしいんで本人にも最後まで言わなかったんですが…。
――男がほれる格好良さがありますよね。
そうそう。小栗さんって格好いいんだけど、男子にも女子にも「かわいいな、放っておけないな」って思わせるところもある。それこそ変人っぽい役もやっているけど、家庭的な新米パパの役とかもハマるじゃないですか。
物腰や声質とか、その辺のかわいらしさがあって、美し過ぎるイケメンの人とかマッチョな男らしさじゃない格好良さと言うんですかね。それがこの圭輔というキャラには合うなと思っていて。
ものすごく弱いし、繊細だし、くよくよしているし、優柔不断なんですけど応援したくなる。小栗さんはそのバランスが最高だなって思っています。
それにいい意味で驚いたのが、第6話は一応最後に勝つ話なので、ヒーローとして圭輔がガツンとやるっていう意識でこちらもいたんですけど、最後の対決で達也が「使えよ」ってポーンとナイフを放り投げたんですよ。
そうしたら小栗さんが、「ふわあああ!」って逃げ腰の芝居をしていて、最後までそうなんだ!ってビックリしました! 想像以上に弱い人というか、すごくリアルな人間だなあって(笑)。
普通のヒーローならナイフが転がってきても、一目見て「だから何だよ!」って食ってかかる感じだと思うんですけど、後ずさったんですよね。それを見て「すげー!」って思って、すぐに小栗さんの所に言って「僕びっくりしました。圭輔はここまで弱いんですね」って言っちゃいました。
「本当の圭輔を発見しました」って言ったら、小栗さんも「いや、やっぱりこのキャラクターは最後までこうなんじゃないかなと思って」って仰られて。
ドラマって主人公が一番変わらないといけないっていう主文律があって、もちろんそれはそれで正しいし、実際このドラマでも変わってはいるんですが、本質的には変わらないのが人間じゃないですか。そういう意味ではものすごくリアルな人間を描いていますよね。
人間誰もがスーパーヒーローになるわけじゃないってところで、すごくリアルなドラマなんだなって思いました。小栗さんに関しては、最後まで予定調和じゃない、この人から何が出るんだろうって感じはかなりありましたね。