オフィシャルブログより。。


[原案・脚本を手掛けた金城一紀さんからのコメントを紹介! | 小栗旬×西島秀俊 出演『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』オフィシャルブログ Powered by Ameba

最終話に向けて、このドラマの原案・脚本を手掛けた金城一紀さんからコメントが到着しました✨

これまでのアクションシーンをご覧になった感想をお聞かせください。

俳優自身が行う“オウンスタント”は、世界に誇れるアクションをやっていると間違いなく言えます。小栗君、西島さんと主演級の俳優2人が、1年以上前から練習に関わってくれたことは、普通はありえませんし、きっとその気合いがスタッフや他の出演者にも伝わったと思います。本当に良い環境を整えてもらい感謝しています。

ドラマを見て寄せられた色々な感想や反響についてはいかがでしたか?

作品に関しては見た人の感じたことが正解なので、僕たちは素材をぶつけるだけです。ただ、多面的な素材を投げて、見る人の想像力の余地に訴えてみようとしたつもりなので、「考え過ぎでは」という深読みも含めて(笑)、色々な受け取り方をしてもらえていることは嬉しいです。説明過多なドラマが多い分、そういう意味ではこのドラマは挑戦であり冒険でしたが、本当にやって良かったなと思います。

最終章は稲見の過去を知る結城との対決が描かれますね。
稲見にとっては同じような地獄を見てきた人間、つまりもう1人の自分との対決になります。稲見は特捜班の4人をすごく信頼していますが、見てきたものが違い過ぎるので過去について語れないんです。だから、今回、同じようなトラウマを抱えている人間を前に、初めて稲見は本心を見せます。その戦いの果てに、稲見がどうなっていくのか、ですね。

撮影前に全話の脚本が完成し、1話から10話まで一貫した姿勢を貫いた作品でした。最終話、そして作品全体についてはいかがですか?
小栗君、西島さんという才能に溢れ、クオリティ志向の強い俳優を中心にしたドラマで、単純で能天気なラストを描くことはできませんでした。でも、スタッフ・キャストがそこに乗ってくれて、濃密な大人のドラマをやらせてもらえたことは本当に感謝しかありません。撮影当初から確信していましたが、『CRISIS』は僕にとって誇りとなる作品になりました。


最後にCRISISファンに向けてメッセージを!
『CRISIS』は視聴者の想像力を刺激するドラマ、行間を読んでもらうドラマだと思います。色んな読み方をしてもらっていいですし、色んな考え方を投げかけるラストになると思うので、どうぞご期待ください。