10年前も握手✨小栗旬が玉山鉄二に鈴木亮平を紹介し、2人は握手✨


西郷どん小栗旬はプライベートも“坂本龍馬玉山鉄二鈴木亮平を紹介
【西郷どん】小栗旬はプライベートも“坂本龍馬” 玉山鉄二に鈴木亮平を紹介 | ORICON NEWS
2018-08-27 12:32

 NHKで放送中の大河ドラマ西郷どん』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)は26日に第32回「薩長同盟」が放送された。1866年1月、薩摩と長州が幕府に対抗するため手を組むまでを描き、西郷吉之助(鈴木亮平)、大久保一蔵(瑛太)、桂小五郎玉山鉄二)、坂本龍馬小栗旬)らが一堂に会して、最後にシェイクハンド(握手)をするシーンが“見せ場”となった。実は、キャストの鈴木と玉山も小栗の紹介で出会っていたといい、まさか幕末を題材にしたドラマで“歴史” が繰り返されることになるとは、思ってもみなかっただろう。





 放送後、SNS上では、「32回は『薩長同盟』ってタイトルじゃなくて『シェイク ハンド』じゃないか! いやこれは薩長同盟にシェイク ハンドってルビを振るべきだ!」「俳優陣の熱演にシェイクハンドでごわす」「シェイクハンドは予想に反して感動的だった」と、称賛の声が上がっていたが、演じた鈴木たちにとっても思い出深いシーンになったようだ。

 放送前に鈴木と玉山に話を聞く機会があり、玉山は「薩長同盟が結ばれるというのは、史実だし、視聴者もわかっていることだけど、予定調和なものにしたくなくて、ドラマ的にいかにはみ出して、帰結させるか、監督や共演者ともいろいろ議論して作ったんです」と、思い入れたっぷり。

 鈴木も「(小松帯刀邸でのシーンは)何度もリハーサルして、完全には固まらないうちに、気持ちの思うままにやっていこうとなって、ゴールが見えないまま、本番の『よーい、スタート』を聞きました。『西郷どん』ならでは薩長同盟をいかに作り上げるか、不安もありましたが、みんなでコミュニケーションをとりながら作り上げたシーンはいいものになるんだ、という勉強になりました」と、舞台裏を明かした。

 さらに、「僕なりに調べたんですが、薩摩と長州が手を組めばいいと思っていた人は多かったみたいですし、龍馬が積極的に間を取り持ったとか、西郷が言い出したとか、いろいろ言われていますが、誰が言い出したことなのかは、わかっていないみたいなんですね。『西郷どん』では、薩摩と長州がちょっとずつ加担しあって、ちょっとずつプライドを捨てていくところを描いている点が、いいなと思いました」と、語った。

 ポイントとなったシェイクハンドについても鈴木は「交渉がまとまった時にガッチリ握手をして、肌と肌を触れ合わせて相手を感じる、というのは吉之助がいかにも気に入りそうな文化だと思いました。龍馬と最初に握手した時にも『あったかい文化が西洋にもあるんじゃないか』と思いました」。

 握手にまつわるエピソードを2人に聞くと、玉山が「プライベートでは小栗君を通して鈴木君と知り合った時に、握手したのが最初かな? もう10年くらい前ですかね」と、記憶をたぐり寄せると、鈴木も「あの、居酒屋の時!」と思い出して、2人とも笑顔に。

 鈴木と玉山の出会いを小栗がつないだとは、“薩長同盟”にも重なるのでは?と、指摘すると玉山は「そうですね、僕らはもめてはいないですけどね」とニヤリ。『西郷どん』のシーンと重ねて、「薩摩藩長州藩坂本龍馬がいて、偶然が重なりあって、奇跡的なものになったのかなと感じています」と、話していた。

 鈴木は「薩長同盟を結んだ時の握手は、のちのち意味を持ってくるので、楽しみにしていただければと思います! カットになるかもしれませんけど(笑)」と、今後の展開にも含みをもたせていた。