舞台『ムサシ』 昨日の夕刊に。。小栗旬 ☆
販売されてすぐだったので。。略が多かったのですが。。少し追加してます。。
井上ひさし・・脚本家・・吉川英治の小説を下敷に自由な発想で台本を書く。
・・(略)・・
「若い3人の魅力をどう出すか。木組みのしっかりしたい家を建ててる工務店の社長のような気分で台本を作ってます。」
(これから出来るのね。。。宜しくお願いします☆)
朝日新聞夕刊 2008.7.28 より
・・・・咲競う若き峻英・・・・(一部 掲載)
舞台「ムサシ」
近年の活躍は目覚しい。
映画やテレビで爆発的な人気を集め、最も注目される俳優の一人になった。
だが、そんな現状に本人は違和感を覚えているようだ。
「恵まれた環境を与えられていることはよく分かっています。でも、かっこよくみせることしか求められないことも多くて・・・・自分がやりたいのはそんなことじゃない。普通にちゃんとした芝居がしたいんです。」
だから、「時間をかけた稽古で、演出家や共演者らとコミュニケーションをとりながら、一瞬、一瞬のリアルな感情を作り上げてゆく」舞台は大切な場所だ。「ムサシ」の稽古も心待ちにしている。
吉川英治の「宮本武蔵」は、漫画「バガボンド」の原作として興味を持ち、通読した。
今回のムサシ役、藤原とは仲の良い友人でもある。
「小説の武蔵には、絶対曲げない何かを持つ、武骨なイメージがある。熱くて、面倒臭いほど考え込む竜也にぴったりだと思う。」
井上、蜷川作品に起用されることに「20代の自分達になにかを託そう。何かを残そうと考えてくれているように思う。25歳で、俺くらいの力の俳優は山ほどいる。あとはここだけの勝負」と胸をたたく。
「命削ってやらなきゃ。毎日、竜也と心中するくらいの熱さで演じます。」
「天保十二年のシェイクスピア」(05年)に出演し、井上戯曲の面白さを体験した。
「今度は、その新作の言葉をしゃべれる。貴重な経験になると思います。」
「すべてを教え、今の自分を作り上げた人」という蜷川と出会ったのはデビュー作「身毒丸」
・・略・・・
『ムサシ』から次のステップ)・・・
「そういう時期なのかもしれないけど」と言いながら、「最近演技の確信が持てない。演じる意味は何かと考えてしまう」と悩みを口にする。
そんな時期だからこそ、同じ年の友人で「もっともっと大きくなっていきそうな、やけどしそうな熱いやつ。」と感じている小栗との共演を楽しみにしている。「 お客さんはどっちが勝つかと見るかもしれないけれど、闘いではなく、しっかり話し合いをしながら、芯のある2人になりたいと思っています」
ロンドンで蜷川演出「コリオレイナス」を見て、唐沢寿明らによる立ち回りに「胸を打たれた」という。
「前に、映画の準備で本格的に殺陣のけいこをしたことがあるんです。その映画は実現しなかったのですが、けいこは『ムサシ』に生かせそう。感動させる立ち回りを見せたいですね。」
お通・・・鈴木杏
何度も共演してきた藤原、小栗にはそれぞれ「強い光がほとばしっている」と感じている。
「そんな2人が対決するのだから、今からわくわくします。一緒に出られるのは光栄ですが、私もすごくしっかりしないとだめですね 」
・・・略・・・
蜷川さんには稽古場でいつも追い込まれます。怒られれば怒られるほど、そこに愛情があると勝手に感じてます。厳しいおじいちゃん、という感じでしょうか。・。でもこの前お会いしたらまた若返ってました。
・・・略・・・
歌の多い音楽劇にも魅力を感じている。「ミュージカルとも違う井上先生独特のスタイルですよね。私も頑張ってボイストレーニングして稽古に備えます」