WOWOWから「TAJOMARU」完成披露会見

HPからも詳しいレポがあったので。。もう不要かも知れませんが。。
TAJOMARU | WOWOWオンライン


TAJOMARU」完成披露記者会見
7月5日、ユナイテッド・シネマ豊洲で映画「TAJOMARU」の完成披露記者会見が開催され、主演を務める小栗旬柴本幸田中圭、やべきょうすけ、松方弘樹中野裕之監督、そして山本又一朗プロデューサーが出席した。本作は、芥川龍之介の短編「藪の中」に登場する盗賊・多襄丸を主人公にした異色時代劇。 07/09(木)更新

小栗「なぜ多襄丸は生き続けるのか、ずっと考えた」
Q.愛する女性のために、すべてを捨てて波乱の人生を歩む主人公の多襄丸を演じてみて、いかがでしたか?

小栗:とにかくテーマとして「なぜこの人は生き続けているのか」ということをずっと考え続けて、キャラクターを作っていきました。今を生きる僕らでは想像しがたい世界の中で、歩むべき道を失ってまで生きて、もがいていく。なぜそれができたんだろうかと。

Q.ヒロインの阿古も、とても大変な役どころだったと思いますが。

柴本:(阿古の気持ちを)一つ一つ理解しようとしても精神的に足りなくなるほど、メンタル面はハードなキャラクターだったので、その場その場でご一緒する俳優さんに助けていただいた感じですね。

Q.感情の起伏が激しい家臣・桜丸役はいかがでしたか?

田中:桜丸は恩をあだで返し、謀反を起こすキャラクターですが、僕自身はそういう気持ちや行動が理解できなくて、「何でそう思ったんだろう」と考えながら、監督からも時代背景などを聞き、ワンシーンワンシーン、気持ちを近づけていきました。
松方「撮影現場は毎日、宴会だった」
Q.撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

やべ:(演じた役柄が)盗賊なので、どういうイメージでやったらいいのか話し合っていて、「とりあえず盗賊だから、飲むんじゃね?」ってことから始まりまして。なるべく普段も(撮影に)インする前から飲みながら、役作りや世間話などいろんな話をしてましたね。その間に、自然と僕らが思う盗賊のあり方みたいなものも出来上がって。ただ役作りとはいえ、僕はお酒がすごく好きというわけではない人間なので(笑)、結構頑張って飲んでいました。

小栗:いやぁ、皆さんよく飲まれていましたね。僕は全然飲まなかったですけど(笑)。

松方:わたし自身は撮影が1週間程度でしたが、その間ずっと毎日、宴会でした! ちなみに圭くんなんて酔っ払っているところしか見たことないです(笑)。

Q.ちなみに小栗さんとの共演はいかがでしたか?

松方:旬くんの一番いいところは、最近の俳優さんには珍しい不良っぽさがあること。そして、悲しいかな、悔しいかな……手足が長く、顔はちっちゃい。僕だって、僕の時代はカッコ良かったんですが(笑)、世の中、変わったなと。最近ではNHKの「天地人」でもご一緒していますが、長いせりふをしっかり覚えてきてすごいな、若いっていいなとしみじみ思う今日このごろです。

小栗:立ち回りのシーンでは、松方さんのスピードについていけなくて、苦労しました。刀を持つという段階からだいぶレベルが違うので。その分撮影を通して、自分でも成長できたと思いますし、今回は共演者の方々からいただいたものが多くて、苦労というよりは刺激の方が強かったですね。

田中「ボロボロのタオルが捨てられない(笑)」
Q.この映画のキャッチコピー「絶対、女を捨てない。己を曲げない」にちなんで、皆さんの捨てられないものを教えてください。

小栗:僕は基本的にものを捨てられないで、家がものだらけになっているんですけど……本当に捨てられないものは「自分自身である」ということですね。自分らしさを曲げてまで、生きていたくはないと思いますね。

柴本:こんなお答えの後で、何を言えばいいんでしょう(笑)。でもわたしにとっても、人の思いが大切なので、いただいた手紙は捨てられないですね。

田中:最近捨てなきゃと思いつつ、捨てられないのは、体を洗うタオルですね。そろそろボロボロなので換えなきゃとは思っていますけど(笑)、なかなか愛着があって。

Q.最後になりますが、主題歌がB’zの「PRAY」に決定しました。

小栗:すごいカッコイイ曲だと思います。世界観にも合っているし、最後にこの曲を聞くと希望がわき出して、映画自体の背中を押してくれる気がします。

映画「TAJOMARU」は9月、全国公開