13日付け記事より。。舞台挨拶。。



http://eiganavi.entermeitele.net/news/2012/02/post-0e9e.html

役所広司小栗旬、登壇!!ヒューマン・ドラマ『キツツキと雨』初日舞台挨拶



■実施日:2月11日(土)
■場所:角川シネマ新宿
■登壇者:役所広司小栗旬沖田修一監督



南極料理人』の沖田修一が監督、第24回東京国際映画祭審査員特別賞、第8回ドバイ国際映画祭では最優秀男優賞・脚本賞編集賞の3冠を受賞するなど、日本だけでなく世界からも注目が集まるヒューマン・ドラマ『キツツキと雨』が、2月11日(土)に公開を迎えた。

本作は、出会うはずの無かった不器用な二人の心の交流、精一杯頑張る姿、成長を遂げていく様子を通し、生きる希望、新たなチャレンジ、一歩を踏み出す勇気を教えてくれる、心あたたまる感動の物語。世界で活躍する名優、役所広司が主演として、作業服に足袋という出で立ちで素朴で武骨な木こりを、そして引く手数多の実力派俳優、小栗旬が気弱な新人監督を演じ、共演に若手注目俳優の高良健吾臼田あさ美、ベテランの伊武雅刀、さらに山崎努らが出演。

本作の公開初日舞台挨拶が、角川シネマ新宿にて行われ、役所と小栗、沖田修一監督が登壇し、東京国際映画祭とドバイ国際映画祭で獲得した4つのトロフィーと対面したほか、台湾での公開が決定していることを告げられ改めて喜びをかみしめた。また、撮影の思い出のシーンの話や、バレンタインデーにちなんで、“キツツキ”の形をした“飴”の贈呈。終始、笑顔の絶えないイベントとなった。

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キツツキと雨』の公開前に開催された試写会でのアンケートでは、「自分らしさを大切に、そして自分を信じて行動する勇気をもらえた。日本人らしい温かみを思い出させてくれました。元気をもらえて、心が温まる作品です」「親子の絆に、感動しました」「いっぱい笑って、最後はちょっと涙が出ました。なんて素敵な映画!劇場を出た後、自分の歩く足取りが軽くなりました」「100点満点で、300点!!!」と好評価なコメントが続出。

 
年齢も価値観も自分と異なる人生の人と出会ったら・・・関わりたくないと思ったり、意外にも新しい出会いが、停滞気味の日々に晴れ間を射してくれることもある。そんな日常を、片田舎の年配の木こりと、デビュー作の撮影に四苦八苦する新人監督の青年との交流、一生懸命に奮闘する二人の姿に、「きっと明日は絶対良いことがあるぞ!」と元気が湧いてくる。

日舞台挨拶

■役所:今日はこのように多くの方にお集まりいただきありがとうございました。この作品の応援をお願いします。

■小栗:みなさん、チャーミングなキャラクターの人たちだったでしょ?今日は楽しんでください。

■監督:台本を書いていたのが、ついこの間のようです。こうして公開を迎えることがとても嬉しく思います。


Q:キコリの役作りについて

■役所:キコリ役はもちろん、初めてです。チェーンソーは得意ですよ(笑)。初めて脚本を読んだとき、マイ・チェーンソーを持っているので唯一得意なものがあったと思いました(笑)。


Q:ゾンビ役について

■役所:あんだけのメイクをしたのは初めてです。楽しみにしていたシーンでした。


Q:父と子の関係について

■役所:克彦の息子、浩一を演じた高良くんは、ダラダラしない良い青年ですよ。新人監督の幸一との交流を通して息子と打ち解けていく、沖田監督の脚本は本当に素晴らしいと思います。


Q:監督を演じることについて

■小栗:不思議な気分でしたね、僕の「カット」の掛け声で演技が止まることがあって(笑)。助監督さんが「この人のカットでは止まらないでください〜!」と叫んでいたのが面白かったです。


Q:思い出のシーンについて

■小栗:役所さんとの風呂場のシーンですね。とにかく、寒かったです。氷点下の中震えながらのシーンでした。


■役所:本当に寒かったね! 役者魂で乗り切った感じです。男らしい撮影現場だったです。映画の中か、現実なのか、わからなくなるシーンもありました。ゾンビ映画の撮影という設定なので、エキストラの方たちがゾンビメイクで集まるシーンがあり、「OK!」という掛け声は、実際の映画と同じような感動がありました。

■小栗:凄い光景だったです。よくあのシーンを幸一は、ワンカットで撮ろうと思ったよね(笑)

■監督:映画の神様がいるんじゃないかと思うこともありました。実際に雨がちょうど降りだしたり、不思議なことが起こるものです。


Q:バレンタインについて

■役所:この飴を、今日のお客の皆さんにあげたいです。ここに沢山あれば(笑)。

■小栗:僕も同じです!

■監督:僕も同じです(笑)。


Q:東京国際映画祭、ドバイ国際映画祭での受賞について

■役所:国境を越えて、この作品が受け入れられて、楽しんでいただけたことが嬉しいです。日本人であれば、なおさらこの作品の良さが伝わると思います。スタッフのみんなで祝いたいですね。


Q:最後のコメント

■役所:今日は本当にありがとうございました!この作品はとても素晴らしいので、皆に伝えてあげてください。

■小栗:映画も面白いですけど、監督が書いたこの作品の小説も面白い!元気な幸一の姿も読めますので、皆さんぜひお近くの書店で買ってください。

■役所:次の直木賞候補だね(笑)。

■監督:このように公開初日を迎えられてとても嬉しいです。この作品をどうぞよろしくお願いします。