小栗旬 豊洲の360度舞台新劇場こけら落としで主演

小栗旬360度舞台 新劇場こけら落とし「こけるワケにいかない」― スポニチ Sponichi Annex 芸能

小栗旬360度舞台 新劇場こけら落とし「こけるワケにいかない」
[ 2016年6月27日 05:30 ] 芸能

来年3月に東京・豊洲に開場する「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演「髑髏(どくろ)城の七人」の出演者。上段左から、成河、山本耕史小栗旬古田新太。下段左から、清野菜名青木崇高、りょう、近藤芳正
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 俳優小栗旬(33)が、来年3月に東京・豊洲でオープンする劇場「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演に主演することが決まった。演目は劇団☆新感線の代表作「髑髏(どくろ)城の七人」。360度回転する円形の客席を劇場中央に配置し、周囲を舞台とスクリーンが取り囲む劇場。このスタイルの常設劇場は世界で2例目で、小栗は「こけるワケにいかない」と気合が入る。

 「髑髏城…」は90年に誕生し、97、04、11年と再演を繰り返してきた。信長が本能寺で討たれた8年後が舞台の時代活劇。秀吉の支配が及んでいない関東は「天魔王」が君臨。その天魔王に挑む剣士・捨之介を小栗が演じる。共演は山本耕史(39)、古田新太(50)ら。

 90年の初演から04年まで捨之介を演じた古田とは舞台初共演。「古田さんは演劇という板の上での見せ方を知っている。足りないものを教えてもらいたい」と話した。

 小栗は11年版に捨之介役で主演したが、劇場の仕組みが異なる今作は全くの別物。「飽きさせない作品づくりが豊かにできる」とする一方、暗転時に一息つく時間もなくなることが予想され「前回の4倍しんどいと思う」と語り、体力づくりと殺陣の練習に励む毎日だ。「テーマパークに遊びに来た感じで面白い時間を共有してほしい」と作品をPRした。

 同劇場では「髑髏城…」を1年3カ月にわたりロングラン上演。季節ごとにキャスト、脚本や演出も変える。小栗版は来年3月30日〜6月12日まで85公演。以降のキャストは後日発表される。