花沢類の台詞。。木俣冬さんのブログ

映画の事。真っ白にして観たい方は読まないでください。
もうご覧になったという方、 まだだけど、情報を仕入れて観たいという方だけ。。どうぞ。。


映画の話はして良いのかどうか。。と思いますけども。。
木俣冬さんが 載せていらっしゃる分は 私も大丈夫かなと思うのでご紹介を。

これ、聞いた時に あ。。っと思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますし。。




*****木俣さんの日記の一部コピーです*****

花より男子F」も公開となりました。

昨日行ったライブで、
佐野史郎さんも歌ってました「さよならだけが人生だ」と。

これは、川島雄三監督が好きなお言葉として有名です。
井伏鱒二さんが訳した詩からの引用です。
「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけがーー」
なんてキザなのだろう。これこそ粋というのか。

私は未だ、この心境には達することはできません。
さよなら、なんて、いやです。
別れはいつもギャアギャア子供のように駄々をこねてしまいます。
でも、ものすごく、惹かれます。


ひとりの貧乏で平凡で、でも、
心意気だけはある女子が、素敵な王子4人にも囲まれて、
夢のような恋愛を経験するという正直、ありえないつーっの!な、
シンデレラストーリー「花男」。
ありえないーーという叫びには、
これはフィクションです というお断りがこもっているようにも思います。

映画も、まさに、ドリームに次ぐドリーム。
ファンタジー・ワールド。
そう思ったら、すごく楽しめます。

その甘い世界の最後に、
花沢類の、あのセリフ。
ここだけ、ものすごく、オトナ。

花沢類くんにこの詩を読ませたのはものすごくニクイ演出だ。。

花に嵐 っていうのが、花男と嵐のマツジュンっていう
言葉遊びなだけだったら、残念だけど。

そうではなくて、
夢からはいつか卒業しないとねっていう、
メッセージと思うと、
なかなか粋ではないですか。
[追記]あくまで、私の個人的な解釈です。そう思って観るとおもしろいなと
思ったのです。


小栗君は、このセリフを語るに耐えうる
演技力を増強してきたのを感じた。

やはり去年の、クローズZEROとカリギュラが鍛錬になったのだなと思う。
それほど、力を出す場面はないけど、
静と電話で話す場面の、
横顔や、ソファの座り方など、考え抜いてるなあと唸った。
アップの表情で勝負しない、とは、
挑戦的ではないですか。

紙と波:さよならだけが人生だ - livedoor Blog(ブログ)

花沢類が言ったというところが 何ともね。。素敵なんですよね☆

唐時代の詩人于 武陵 の漢詩 「勧酒」

勧君金屈卮   

満酌不須辞   

花発多風雨   

人生足別離   



井伏鱒二の訳「厄除け詩集」より

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
サヨナラ ダケガ人生ダ


(この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ 注がしてくれ)
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ 

サタケ ミキオさん。。ありがとう。。