「TAJOMARU」。。2 よく観て下さってます。。

まだ。。上映中と知り。。控えるか迷ったのですが。。
全然気が乗らない方へ。。
もしくは。。一度観て。。なあんだ。。と思った方へ。。

一般の方の感想を昨日。。終わったと思ったので。。観てみました。。
映画サイトに寄せられているものなど。。
そして。。プロのライターさんの公開前の映画紹介も。。

そこで。。ちょっと感じた事ですが。。
映画は予備知識がなくても構わないものです。。
これもそうなのですが。。。。
色んな方が観て書いている感想の中に。。観方が違えばもっと楽しめたのに。。というものもありました。。

コレは観方があると思うんです。。

なので。。
書かせて頂きます。。大絶賛されているから。。載せる。。ではないですよ。。問題点も書かれてます。。

ファンの私では信頼して貰えないかと思いますので。。
引き続き。。客観的に観てる方の評をご紹介。。

この方も全然期待してなかった。。という方です。。

〜〜一部抜粋コピーさせて頂きます。。〜〜

導入部の幼少時代の描写のぬるさなど、ちょっとげんなりしかけたのだが、松方弘樹演じる盗賊が登場するあたりから俄然おもしろくなる。

 また、当初感じた幼少時代のげんなりも、巻が進んでみれば、きちんと意図されたものだったことがわかる。

 原作は芥川龍之介の「藪の中」である。黒澤明の「羅生門」のフォーマットとなった作品だ。虚実がドラマの核となる要素が「TAJOMARU」のなかで、絶妙に取り入れられている

 クレジットに「市川森一」の名を見たときに感じたとおり、さりげない格調、モラルの葛藤や、若さの闊達、そして男色嗜好などが作中に香っている。なるほど、市川森一だ。今回は市川森一の第一稿を山本又一朗プロデューサーが(別名義)でリライトしたとのことだが、良くも悪くもそういうバランスになっている。

 足利義政役の萩原健一や盗賊の松方弘樹が出るシーンでは、スクリーンに濃密な舞台空間が出現する。最近、こういう映画ってなかったね。

 白眉はまさに「藪の中」を追求する所司代の白州シーンであり、黒澤明に対するリスペクトをにじませながら、キャラクターたちのダイナミックなパワーシフトが楽しめる。

    どうなることかと思った小栗旬の殺陣だが、いやはや驚くほどの時代劇スターぶりで、ほんとに小気味いいものがあった。

 市川森一脚本に山本又一朗が手を入れたのは、活劇へのブリッジだと思われるが、かならずしもそれが成功しているとは思わない。

ただ、時代劇の中で「自由」という言葉を乱用する映画でありながら、「○○(別の映画名)」のようなあさましい「自由」ではなく、もがくような葛藤から見つけ出した「自由」であるのが、すがすがしかった。

 随所に1970年代から1980年代あたりの空気があふれており、快作と評していい。クライマックスの殺陣にいままでの伏線をもうちょっと活用してくれれば、傑作となったんだけどな。